撮影:6月10日
我々が日常生活を普通に送っていれば、警察の刑事とは無縁だ。
刑法に触れる事件でも起こさない限り。
先日、ある件で警視庁の刑事さんと会う機会があった。
もったいぶるつもりはないが、理由はまだここに書くことはできない。
事件が解決した暁(あかつき)には書ける日があるかもしれない。
会うまでは刑事というと眼光が鋭く、かつ強面(こわもて)のイメージが
あった。
実際に会ってみたところ、思いのほか愛想がよく優しく感じが良かった
ので拍子抜けした。
知らずにすれ違っても、彼らが刑事と思う人はいないだろうと思う。
年齢は35歳前後だろうか。
刑事さんとの面談を終えて思った。
刑事という職業って大変だろうけれどもとてもカッコ良いと。
私も人生をやり直すことができるなら、刑事になればよかったと
真剣に思ってしまった。
男性なら誰でも子供の頃、電車の運転手とか野球選手になりたいとか
他愛もなく考えた経験があるだろう。
今回、私はこの歳にして久しぶりに憧れる職業に出会った。
もちろん今更、どうなるものでもないことはわかっている。
しかし、若い頃に刑事さんに近づく機会があったなら真剣に考えただろう
と思わせるカッコ良さを感じたのは事実だ。
根っからの小心者だから適性はないだろうが。