2016年7月31日日曜日

いつも音楽と共に生きてきた(Silence Is Golden : The Tremeloes) 2016.7.31

渋谷





7月最終日。明日からは8月。



当たり前のことを書きながら、暦を意識するよう自分に言い聞かせている。
日々を大切に生きていこうと暦の節目にはいつも思う。
一日一日は連続していて今日と明日は大して変わらないが、月替わりという節目があるおかげで反省する心が生まれる。



最近、名曲 Silence Is Golden に再会した。
これは私にとって、とてもうれしいことだ。
この曲のメロディラインはいつも私のなかに流れていたが、きちんと音源を確保したことはなかった。
たまたま先日、Georgy Girl(← クリック!) を探していた時に見つけたのだ。


Wikipedea によるとトレメローズは英国のグループで、1962年元旦にデッカレコードのオーディションを受けた。
ビートルズも同じ日にオーディションを受け、ビートルズは選ばれずトレメローズが選ばれた。
演奏力が優れていたことが選定理由だった。
のちにビートルズが大成功を収めたため、トレメローズを選んだデッカレコードの担当者は失職したという。
そんな逸話も知らなかった。



この曲のメロディはまさに私好みである。
記憶違いでなければ当時クラスメートだった太田伸一君もこの曲が好きだったはずだ。
太田君は元気にしているのだろうか。



Silence Is Golden (← クリック!)





2016年7月30日土曜日

都知事選   2016.7.30

江東区住吉





カーテンレース越しに見える陽光と緑に夏を感じる。
太陽の高度がそう思わせるのかもしれない。
さわやかな夏の朝である。



明日は東京都知事選。
3有力候補の誰が勝利宣言をするのか、今から興味深い。
東京は午後から雷雨の予報が出ており、投票に支障があるかもしれない。
東京都民は午前中に投票所へ行ったほうがよさそうだ。



ネットやマスコミ報道からは小池さんリードの印象を持つ。
石原慎太郎氏の「年増の厚化粧」発言でますます小池さん有利になったと思う。
言われた小池さんも「今日は薄化粧で来ました」と街宣している。
この返しは見事だと思う。
余裕を感じるのだ。



鳥越さんは底の浅さがバレている。
伊豆大島で「大島だけ消費税を5%にしようと思いますがどうですか?!」と真面目に話している動画を見た。
立候補しない方が良かった。



増田さんは自公の組織票がどれだけ集められるのか。
無党派層の支持は見込めないと思う。


前回の都知事選投票率は46.14%だった。
舛添さん効果で選挙に関心が高まったのではないか。
投票率がどれだけ高くなるかにも私は注目している。





2016年7月29日金曜日

米国IT企業の決算   2016.7.29

谷本川




ようやく関東地方の梅雨も明け、本格的な夏を迎えた。


今年は猛暑になるのか、それとも昨年のようにけっこう涼しい夏になるのか。
夏をあてにする業界にとってはそれが命運を左右する。
常識的に考えればきちんと暑いほうが経済的には良いのだろう。
冷夏では海の家も、アイスクリーム屋さんも商売あがったりだ。


さて、米国IT企業の4-6月決算が発表された。
米国の大企業はたくさんあるが、私はIT大手の決算に注目している。
かつては存在すらしなかった企業がここ10年、20年で急成長を遂げ、今や米国経済を力強くけん引しているからだ。
これらIT企業大手の業績を見ておくことは世界経済を分析するうえで必須だと考えている。


■Apple

   売上高  423.6億ドル(-15%)
   純利益    77.9億ドル(-27%)


■amazon 

   売上高  304.4億ドル(31%)
   純利益      8.6億ドル(930%)


■Microsoft


   売上高  226億ドル(2.1%)
   純利益    31.2億ドル(前年は32億ドル赤字)


■Alphabet(Google)

   売上高  215億ドル(21%)
   純利益   48.8億ドル(24%)


ここまでが大手4社。


Apple は成長面ではさすがに頭を打っている。
すさまじい売上と利益をあげているが。
どこまでも成長が続くわけがない。

amazon の成長はどうにも止まらない。

Microsoft と Alphabet が売上でほぼ肩を並べている。
Microsoft は Apple にこれほどの差を付けられたのかと、隔世の感がある。


SNSも見ておこう。


■Facebook


   売上高  64.4億ドル(59%)
   純利益  20.5億ドル(186%)


■twitter

   売上高   6.2億ドル(20%)
   純利益   -1.7億ドル(赤字)



上位4社との規模感をつかんでおきたい。
まだまだ小ぶりである。


ちなみに比較としてキヤノンをあげておく。
米国4社がいかに大きいかがよくわかる。


■キヤノン


  売上高  81億ドル(-11.7%)
  純利益    5億ドル(-21.6%)




2016年7月28日木曜日

クリントン vs トランプ   2016.7.28

横浜市青葉区




しばらくお天気が続く予報。
早ければ今日にも関東地方の梅雨明けが宣言されると思う。
暦はすでに7月28日。
今年の梅雨は長かった。


米国では民主党大会でヒラリー・クリントンが大統領選の候補に指名された。
これで共和党、民主党ともセレモニーが終わり11月の本選挙に向けて選挙戦が繰り広げられることになる。
これも長い。


直近の世論調査(米CNN)による支持率ではトランプ氏48%、クリントン氏45%。
(7月25日)
クリントン氏有利と聞いていたが、いつの間にかトランプ氏がリードしている。
日本にいるとどうしてそうなったのか、さっぱりわからない。


民主党大会を取材している池上彰氏によると、クリントン氏に対しては「嘘つき」というイメージを持つ米国人が少なからずいるそうだ。
私的メール問題での発言がコロコロ変わったこと、民主党幹部がサンダースを追い落とそうと画策したメールが暴露されたことが影響したものだと池上氏は分析している。


今後、大統領選お馴染みのテレビ討論が行われるので二人への支持率も変動していくだろう。
世界一の大国にふさわしいトップはどちらなのか。
おおいに興味がある。
都知事選よりもはるかに興味がある。





2016年7月27日水曜日

安全な国・日本を守りたい  2016.7.27

渋谷





相模原の障害者施設で刺殺事件が起きた。
長く日本の犯罪史に残り、警察や福祉関係者の間で語り継がれていく重大な事件であろう。
昨日のニュースはこの事件の報道に多くの時間をさいていた。



国連の統計では人口10万人あたりの殺人発生件数で日本 0.3件、米国は4.7件とのこと。(2011年)
いかに日本が安全な国であるかを数字が証明している。
この安全な国・日本で起きた大量殺人事件は海外メディアも報じている。



日本が未来に向かって大切にしたいことの筆頭が”安全”である。
勤勉であること、時間に正確であること、他人に親切であることもお金では買えない価値の高い文化だ。
今後も守っていくべき美徳である。
これらはGDP600兆円よりもはるかに重要だ。



欧州ではテロが頻発している。
とても物騒な世の中である。
5月の伊勢志摩サミット、オバマ大統領広島訪問を厳重な警備で無事終えた実績は大きい。
4年後の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、警備に磨きをかけてほしい。




2016年7月26日火曜日

ポケモンGOに興味なし  2016.7.26

横浜市青葉区




ポケモンGO が話題を集めていることは知っているが、やってみたいとは全く思わない。
スマホを持っていないこととは無関係だ。
持っていたとしてもきっと私は関心がないだろう。



歩きスマホであちこち歩き回って、バーチャルな世界のポケモンをゲットして何が面白いのだろう。
ただし、レベルが上がって喜ぶ気持ちはわかる。
どんなスポーツや遊び、趣味も上達していることが実感できれば満足感はある。
これはポケモンGOに限った話ではない。
成長欲は人間の本能だ。



大学生になって始めた麻雀にはそれなりにハマった。
本を買ってきてルールや役を覚え、友人と時間を忘れて興じた。
徹夜してまで打ったことも何回もある。
確かに麻雀は面白かった。
交際のツールでもあった。
今でもたまに卓を囲むことがある。



子供たちが夢中になったファミコン、スーファミのゲームもそこそこ楽しんだ。
「ヨッシーのクッキー」、「ヨッシーのたまご」はとても面白かった。
そのうちにやらなくなったが。
きっと子供たちがNINTENDO64 とかの次のゲームへ移っていたからではないかと思う。



だから、そこそこゲームを楽しめる素地は私にはあると思う。
しかし、ポケモンGOにはまったく興味がわかない。
食わず嫌いとも違う。
心の底で実はバカにしている自分がいるのだ。
ポケモンGOに興じる人を「アホちゃうか。危険な目に遭うんじゃないぞ、気を付けろ。」と思っているのだ。






2016年7月25日月曜日

大相撲名古屋場所終わる  2016.7.25

渋谷





首都圏では明日、明後日に雨が降る予報だ。
木曜日以降は晴れるのでそこで梅雨明けが宣言されるだろう。



大相撲名古屋場所は日馬富士の優勝で終わった。
稀勢の里は横綱に昇進させるだけの成績が上げられず、来場所以降に持ち越しとなった。
とはいえ、このところ13勝あるいは12勝を連続してあげている。
この成績を継続していれば遠からず綱を張る時が来ると予感する。


照ノ富士もなんとかカド番を脱した。
怪我を回復させて持ち味の豪快な相撲を見せてほしい。
先場所よりは足回りも良くなっている。
今後の完全復活に期待している。


心配なのは人気者の遠藤である。
怪我が治りきらずに出場して大負けをしてしまった。
この人こそきちんと治して、正代(しょうだい)との名勝負を見せてほしい。
身体にテーピングをしない根性は見上げたものである。



初場所に優勝してブームを起こした琴奨菊だが、今や稀勢の里にお株を奪われた形になった。
怪我を治して再び大活躍してほしい。
琴勇輝の「ホウッ」が封印された今、大関のコトバウアーが数少ないパフォーマンスだ。
相撲は興行。
お客様を喜ばせるのもとても大切な要素だ。






2016年7月24日日曜日

いつも音楽と共に生きてきた(Georgy Girl : The Seekers)   2016.7.24


水田(横浜市青葉区)





昨夜、「アド街ック天国」を観ながら遅い夕食をとっていた。
普段は観ていない番組だが、たまに観ると良いことが起きる。


この日は原宿がテーマ。
おしゃれな街・原宿の今昔が画面に流れる。
行ったこともない店の写真やフィルムに時代の流れ、ノスタルジーを感じた。
うれしかったのは、かつて流行った音楽をたくさん流してくれたことだ。


懐かしい「Georgy Girl」も流れた。
この曲のメロディラインは時々頭の中を流れることがある。
そのままこだわることなくやり過ごすのだが、この際だからきちんと音源を確保しておこうと思った。
小学校の時に聴いてとても好きだった曲なのだ。


YouTUBE にも Apple Music にも音源はしっかり存在していた。
1966年にリリースされたから私が小学校5年生の時である。
レコードを買った記憶はないので、ラジオか「ビートポップス」で聴いていたのだと思う。
私を道塚小学校時代に戻してくれる、とても軽快な名曲である。



Georgy Girl : The Seekers(← クリック!)




2016年7月23日土曜日

定常化社会を迎えた日本  2016.7.23

谷本川と遊歩道





普段、めったに使わないノートパソコンへ Windows10をインストールしようとしているがうまくいかない。


別段、Windows10が必要なのではない。
けれども29日までなら無料でアップグレードでき、以降は有料になることがわかっているのでそれが動機である。
またあとで挑戦してみようと思うが、最終的にアップグレードができなかったとしても縁がなかったとあきらめる気になっている。



さて、「定常型社会」という言葉を聞いたことがあるだろうか。
成長が限界を迎え、GDP成長が期待できない段階をいう言葉である。
今の日本はそんな定常型社会を迎えているように思う。



政府は2020年頃にGDP600兆円を目指して、経済政策(新3本の矢)に取り組んでいる。
私はこのことが無駄だとは思わない。
なぜなら600兆円をめざして政策をまわさないと現状維持、つまり定常化もままならないと思うからである。


日本の人口が徐々に減っていくことは確実であり、GDPはそれにつれて落ちていく。
家庭のなかに家電製品は揃っており、ウォシュレットまである。
新たに欲しいと思う品物はなく、壊れたら買い替えるくらいの需要しか残っていない。
ポケモン Go がいくらブームになってもたかがしれている。


定常化社会だからこそ日銀の異次元金融緩和はやめたほうがよい。
国が国債をたくさん発行して日銀が買いまくる、さらにはマイナス金利なる奇策まで繰り出して景気を無理に上向かせようとしても無駄だし不健全だ。
もう切り替えなければならない時期だと思うのである。




2016年7月22日金曜日

政治は小休止  2016.7.22

谷本川





目覚めると雨音が聞こえた。


昨日は一日中降っていてまだ止まない。
かなり長い雨だ。
そろそろ梅雨明けが待ち遠しくもなる気分だ。
今年の梅雨は少ししつこい。


国内政治は参院選も終わって小休止だ。
安倍総理も山梨の別荘で一足早い夏休みをとっている。
御手洗さん、榊原さんら経団連重鎮たちとゴルフをしている姿が
報道されていた。
スイングを見る限り、フォームは美しくない。
でも、スコアはそこそこ良いのだろう。


安倍さんの夏休みが終わると8月から国会が始まる。
経済対策、憲法改正などが本格的に動き出すものと思う。
自転車事故で入院した谷垣さんの容体が気になる。
背骨を傷めたとのことで大事に至らねばよいが。


都知事選は報道によると小池さんがリードか。
増田さんはどう見ても地味すぎるし線が細い。
鳥越さんは知名度は高いが適性に確信が持てない。
あと10日もすれば結果が出る。
はたして東京都民はいかなる選択をするのだろうか。
私は小池さん勝利に賭ける。



2016年7月21日木曜日

大相撲を観て感心すること  2016.7.21

横浜市青葉区





昨夜から降り出した雨が今も止(や)まない。
今日は終日、雨の予報だ。
気温も低めで推移する。


大相撲は11日目を終えた。
2敗力士が4人で優勝レースが混沌としている。
白鵬、日馬富士、稀勢の里、髙安の4人だ。
上位3人はこれから直接対決があり、星のつぶしあいになる。
かといって髙安が有利ともいえない。


11日目を終えて2敗が最高成績という状況は、どちらかというと締まらない展開といえる。
かつては白鵬が無敗、もしくは1敗で先行するのが常だった。
さすがの大横綱にも衰えが表れている。
この構図は今後の場所でも続くと思う。


大相撲をテレビ観戦していつも感心することがある。
それは勝利力士インタビューのコメントである。
対戦相手を悪く言わない、自慢をしない、大口を叩かない。
どの力士も守っている。
親方、先輩からの指導が徹底しているからに違いない。


勝負士だから腹の底では「こんちくしょう」とか「俺様に勝てるものなら勝ってみろ」とかは当然思っている。
そんな気持ちをコントロールして、静かに口数少なく受け答えをする。
見事である。
日本は実社会でもこの文化が根付いている。
相撲界はそんな日本社会の文化をわかりやすく体現しているのである。





2016年7月20日水曜日

7月20日    2016.7.20

谷本川と遊歩道





今年も早や7月20日である。



小中学校時代はこの日が終業式で、翌日から夏休みという区切りだった。
7月に入ると短縮授業になり学校は午前中で終わる。
短縮授業が始まるととても気が楽で、それだけでウキウキしたものである。
7月20日には通信簿が配られ、長い休みのスタートだ。
宿題が重荷ではあったが、それを上回る大きな解放感があった。



高校ではどうだったのだろうか。
期末テストの後、球技大会があった。
そこまでは思い出せるが、一学期がぴったり20日に終わっていたかは記憶にない。
大学ではもっと早く夏休みを迎えていたと思う。
なにしろ大学は休みだらけだった。
授業も品質が悪かったし。



大学を出て企業に勤めるようになって、夏休み日数が激減したことはショックだった。
わかってはいたものの、これが大人になるということかと思い知らされた。
3ヶ月の営業実習で大阪にいた時のことだ。
あの夏はひどく暑かった。
独身寮で一緒だった同僚と、阪急電車に乗って映画「サタデー・ナイト・フィーバー」を観に行ったことが思い出される。



今年は定年退職後、初めて迎えた7月20日である。
毎日が自由でわが身を束縛するものはなくなった。
記憶のなかの7月20日を静かに回想しながら過ごしている。









2016年7月19日火曜日

ソフトバンクのARM社買収  2016.7.19

谷本川





写真は昨日の谷本川(やもとがわ)。
谷本川は鶴見川上流の支流だ。
土手を整備した遊歩道では、休日になると多くの人が自転車を走らせたり散歩をして過ごす。



自宅から少し遠いので頻繁に訪れることはない。
昨日は珍しく歩いてみたくなり、暑いことを承知で出かけた。
科学的でない話で恐縮だが、身体に日光が足りない感覚があったのだ。
渡り鳥が本能で移動するように、ヒトにもそうした本能があってもおかしくはないだろう。



ソフトバンクが英国の ARM社を3兆円強で買収するというニュースが入ってきた。
ARM社って何をやっている会社?
買収の目的は?
などなど、ピンと来ない人も多いと思う。
3兆円も払う価値のある会社なのか?



実は2年前、経済雑誌で ARM社の記事を読んで感銘を受け、このサイトに投稿していた。
誰も覚えていないと思う。
なにしろ書いた私ですら ARM社の社名を忘れていたのだから。





孫さんは買収の狙いを記者会見で発表した。
スマホのCPUシェアがとても高いARM社を傘下に収めることにより、来たるべき I o T 時代でのビジネスを有利に展開できる。
その通りだと思う。


私から付け加えると、そもそもこの会社がとても儲かる事業構造であることが孫さんを惹きつけたのだと思う。
ライセンスとロイヤリティ収入で稼げる会社は、少ない人員で大きな利益をあげることができる。
労働集約的にあくせく働かなくとも、極端に言えば居眠りしていても会社にお金が流れ込んでくる。
それは彼が成功したモバイル通信事業と同様なのである。





2016年7月18日月曜日

選挙戦速報を見て  2016.7.18

近所(2010年7月18日)





今日は亡き母の誕生日である。
生きていればxx歳と数えるのは今や私のほかにはいないだろう。
そう考えると人の命とははかないものである。



都知事選を話題に友人とおしゃべりをした人も多いと思う。
今回の都知事選は有力三候補の一騎打ちで、構図としてわかりやすい。
短期間で決着がつくスピード感もスポーツ観戦に似た感覚がある。



速報も続々と発表されている。


速報① 



速報②

 (← クリック!)


小池氏、鳥越氏がリードし、増田氏が追いかける展開のようだ。
与党公認の増田氏が先行できていないのは興味深い。

・キャラが地味だから
・公認を得られず退路を絶った小池氏が可哀想だから
・与党公認 = 既成勢力代表とみられ、小池・鳥越両氏に支持が流れている
・もともと都知事選は知名度競争だから


などなど、素人の私は好き勝手に推測している。
そうしながらも時々頭をよぎることがある。
地方自治って本当に必要なのか、という問いである。
ごみ処理さえきちんとやってくれればそれでいい、という認識は間違っているのかもしれない。



2016年7月17日日曜日

大相撲とプロ野球  2016.7.17

武蔵小杉





梅雨が長引いている。
月初はいまにも明けそうな天気が続いたが、ここ数日は梅雨らしいどんよりとした空の連続だ。
なのに肝心の貯水池に降ったという報道は聞かない。



大相撲は今日が中日(なかび)。
1敗力士が6人で並び、誰が抜け出るか興味が尽きない。
スポーツは実力伯仲がおもしろい。
競りながら進んでいくからこそファンも応援に熱が入るのだ。

私は逸ノ城の復活を歓迎している。
このところ数場所低迷したので体幹を鍛えているそうだ。
琴奨菊も体幹トレーニングで躍進したそうだから、やはり身体が資本なんだなと納得できる。
怪我と戦っている照ノ富士も応援している。
なんとかカド番から脱出してほしいものだ。



対照的にまったく競っていないのがプロ野球セリーグ。
首位・広島が10ゲーム差をつけて独走している。
2位以下が情けない。
5チームすべてが負け越しである。

昔のパリーグにヒントがある。
前半戦、後半戦で区切って、さっさと広島の前期優勝を決めてしまえばよい。
とは書いたが、あの制度も味気なくつまらないものだった。
セリーグの停滞にはどんな手が効くのだろうか。
大きなピンチだと思う。




2016年7月16日土曜日

フランスの無差別テロ  2016.7.16

 WHITE(SUNTORY)






世間では三連休である。




現役時代はいつだって三連休に心がときめいたものだ。
土日を迎える金曜の晩はとてもうれしかったから、三連休となるとなおさらである。
現役を退いた今は三連休を意識することもなく、テレビでそのことを知り「ふーん、そうだったのか」という反応だ。
かつてと今では大きなギャップがある。



フランス・ニースで無差別テロが起きた。
罪のない80数人の人が無慈悲にも暴走トラックに轢かれて亡くなるという、聞いたことのない惨劇である。
フランスではつい先日までユーロ2016が行われていた。
私は決勝戦のフランス vs ポルトガル戦を観ながら、フランス国民は昨年の IS によるテロで傷んだ心もこれで癒されるだろうと思ったばかりだ。



犯人は射殺されたので動機はわからない。
現在までの報道では IS との関係はなさそうだが。
観光地での花火大会までがテロの標的になることは恐怖であり悲劇である。
こんなことでは、人々が集まるイベントというイベントすべてで警戒を強化しなければいけない。
警備の強化にはコストもかかる。



短い間に二度のテロに襲われたフランス国民が気の毒でならない。
オランド大統領はいかなるテロ対策を打つのだろうか。









2016年7月15日金曜日

都市のゲリラ豪雨  2016.7.15

溝の口






地表が温められたところに、上空に寒気が流れてくると上昇気流が起きる。
雨雲が発生し雷を伴った雨や雹(ひょう)を降らす。
すっかりお馴染みになったゲリラ豪雨の発生メカニズムだ。


昨夜は関東各地で短時間に多量の雨が降り小田急線が停まったりした。
千葉や練馬区が強烈な風雨に襲われたようだ。
我が家周辺では大したことはなかったが、横浜の被害もテレビニュースで流れていた。
大気が不安定になることは梅雨明けが近いということでもある。


梅雨が明けると猛暑が待っている。
梅雨時のゲリラ豪雨、夏の猛暑はここ15年ですっかり定番となった。
都市化の進展と地球温暖化が原因だといわれている。
夏に都会を歩くと、アスファルトからの照り返し、ビルやクルマの冷房熱を肌で感じることになる。
常軌を逸した熱風のなかを歩く感覚は多くの人が経験していることだろう。
気象庁の発表する気温35℃どころの暑さではない。
プラス10℃はありそうだ。


東京一極集中を地方衰退と関連付けて考えるだけでは片手落ちだ。
むしろ東京という都市そのものの持続可能性を考えたほうがよい。
地表面積の一定割合を条例で強制的に土と緑で覆うことで、ゲリラ豪雨の発生が大きく減る、という研究はどこかの機関で行われているだろうと思う。
そんな研究があれば大いに関心がある。




2016年7月14日木曜日

都知事選へ立候補する理由  2016.7.14

銀座(2013年7月)





勝手に梅雨明けだと思っていたが、今朝の天気を見る限りはまだもう少し先のようだ。
首都圏では明日、日曜日が雨との予報が出ている。



東京都知事選が告示される。
出たり引っこんだりドタバタしていたが、ようやく3大候補に落ち着いた。
その他大勢の泡沫候補もいつも通り10人くらいいる。
なかには選挙運動すらしない、思い出作りの候補者もいることだろう。
お金持ちの道楽なのかもしれない。
それはそれで自由だ。



自公公認が増田さん、先出しジャンケン非公認が小池さん、後出しジャンケン野党4党公認が鳥越さんである。
本来であれば鳥越さんが俄然有利なのだが、彼が発言すればするほど内容の薄さが見えてしまっている。
立候補動機が参院選結果を見て、つまり自公圧勝に危機感を感じてということだった。
目玉の政策を語らせれば「がん検診の受診100%」だ。
舌鋒鋭いジャーナリストとはこんな程度なのか。
それとも76歳という年齢で劣化したのか。



増田さんを公認した自公も「こんなはずでは・・・。小池が暴走しやがって・・・」と思っていることだろう。
公認されなかったとはいえ、小池さんのネームバリューは侮れないものがある。
たらればで語れば、増田さんに一本化できれば勝ちが読めたところである。
勝負をかけた、というか自棄(やけ)のやんぱち・怖いものなしの小池さんにも自民党支持者から多少は票が流れよう。



それにしても小池さん、宇都宮さん、増田さん、石田純一さん、鳥越さんたちは、何故、都知事選に手を挙げたのだろうか。
私は一昨日、腑に落ちる答えにたどり着いた。
50歳以上の有名政治家、有名ジャーナリスト、有名芸能人たちにとって、都知事職は格好のチャレンジ目標なのである。



きっとそうに違いない。
東京都を素晴らしい都市へ、という志(こころざし)が彼らに皆無だとはいわない。
志は志としても、強い立候補動機が「自らのキャリアにふさわしい、ちょうどよいチャレンジ目標だから」であろう。
彼らの顔を眺めれば、そう書いてある。






2016年7月13日水曜日

いつも音楽と共に生きてきた(真夏の果実:サザンオールスターズ)  2016.7.13

堂ヶ島






昨夜、NHKの歌番組で男女の歌手がデュオで歌っているのを耳にした。
かつて映画「稲村ジェーン」とともにヒットした、味わい深い名曲なのだがこのところずっと積極的には聴いていない。
こうして何かの折に偶然聴くと「やっぱりこの曲、いいよな」といつも感じ入るのである。


YouTUBE でチェックしてみたら、ものの見事にサザンの音源は排除されていた。
本家の音源を聴きたい人は正規に購入しないとダメなように堅くガードされている。
素人さんたちのカバーはたくさんアップされていたが、やはり桑田の声でないと満足できるものではない。


聴くこともなくなった古いカセットテープ群のなかに本家音源は持っている。
長く音楽はCDや Apple Music で聴くようになって、カセットはただただ保存しているだけになっている。
ヒマをみてデジタル化してもいいかもしれない。
好きな曲がたくさん眠ったままになっているから。


「真夏の果実」はかつて亡き父と滞在した館山の思い出と共にある。
思いがけず母に先立たれた父を喜ばせようと、ある夏の日、父を館山に連れ出したのだ。
大阪時代に買ったブルーバード(白)に父を乗せ、館山の美しい海岸線を走った日々を忘れない。


音楽はいつも私の人生と共にあった。
音楽って本当にすばらしい。







2016年7月12日火曜日

アベノミクスは加速ではなく修正を  2016.7.12

赤坂





参議院選挙も終わった。



結果は新聞社による事前予想とおおむね変わらなかった。
予想以上だったのは一人区で野党共闘が善戦したこと。
野合であることはそうなのだが、共倒れで与党候補に負けるよりははるかに賢い戦術だ。
共産党は支持しないが志位さんの柔軟性と戦略は素晴らしいと思う。



安倍総理は選挙を総括して「アベノミクスをいっそう加速せよ、と国民から力強い信任を頂いた」とコメントした。
そのとおりなのだが、私なりに今までのアベノミクスを評価すると一部軌道修正が必要に思う。
パッケージとしての経済政策(アベノミクス)は前政権と較べてもちろん優秀である。
円高株安を反転させた功績は大きい。
後ずさりしていた経済を再び前進させたようなイメージを持っている。



修正すべきは1本目の矢・金融緩和政策である。
もともと2年間でインフレ目標2%を目指していたが、3年を超えてしまった。
この間に日銀が市中銀行を通じて買い上げた国債は残高376兆円にもなる。(7月4日現在 日銀発表データ)
このまま無尽蔵に国債を買い入れ続けたら、将来が危うい。
マイナス金利政策も含め金融緩和はやめるべきである。



2本目の財政出動に関しては、「夢をつむぐ子育て支援」と「安心につながる社会保障」に絞って実施してもらいたい。
かつてのお得意パターン(箱もの建設)に戻らないよう切に望む。
3本目の成長戦略は観光立国、TPPなどそれなりに着手している。
ここは着実に推進してほしいと思う。



総じれば借金をこれ以上増やさず、狙いを絞って未来に投資してもらいたいというのが結論になる。






2016年7月11日月曜日

三ツ矢サイダー  2016.7.11

武蔵小杉





夏の陽光のせいで街がきらきら明るい。
きっと梅雨はもう明けている。
気象庁は慎重だから宣言をしていないが、そのうち「梅雨は明けていました」と後付けで発表するだろう。



昨夜はテレビの参院選開票速報をずっと観ていた。
どこの局も特集番組を組むが、私はテレビ東京と決めていた。
このところずっとテレビ東京のファンである。

番組は池上彰氏が各党の党首にズバズバ訊くという触れ込みだった。
ところが、池上氏は明らかに突っ込みが甘かった。
各党の重鎮にあまりしつこく食い下がると今後の仕事に差し支えると思ったのか、かなり手加減をしていたように感じた。
視聴者が番組へ送るツイッターでは「池上さん、鋭い!」とか褒めるつぶやきが来ていたが、その見方は甘いと思う。



番組の途中、CMが入る。
そのなかに三ツ矢サイダー(アサヒ飲料)のCMもあった。
私は三ツ矢サイダーと聞くと、亡き母を必ず思い出す。

母が若い頃、実家でたまに飲む三ツ矢サイダーは贅沢品だった。
三ツ矢サイダーを毎日飲めるようになりたい、と少女時代にいつも思っていたそうだ。
母が家庭を持ってその夢は実現した。
戦後の高度経済成長のおかげである。
あの時代は各家庭にテレビ、洗濯機、冷蔵庫が入り、目に見えて生活が豊かになっていった。



こんな経済成長はもう期待できない。
クルマ、エアコン、ウォシュレット、パソコン、スマホなどなど生活を便利にする家庭インフラは揃っている。
今後はゆっくりとしたサイクルの買替需要しかない。
人口は減っていく。
日本経済のGDPはすこしづつ細っていくと考えるのが自然だ。



これからは経済成長ではなく、ひとりひとりの幸せを丁寧に追及していくステージだ。
政治家にはそこを期待したい。










2016年7月10日日曜日

学問リベンジ  2016.7.10

自由が丘





受験勉強に励み合格して、入学した大学で受けた授業の質の低さに絶望感を持った。
18の春から夏の頃である。
専攻は経済学であった。



多くの授業は担当教員の書いた本を教科書として使う。
多くの本は内容うんぬんよりも日本語そのものがおかしい。
何度読み返しても理解不能なのだ。
本来、難解なことを素人にもわかりやすく伝えるのがプロの役割であろう。
今でも大学の経済学は同じことをやっているのだろうか。
そうではないことを願いたいものだ。




受験勉強中は得点獲得の勉強ではなく、人生に役に立つ学問をじっくり勉強したいと願いながら受験勉強を頑張った。
終わってみたら、毎年変わらぬルーチン授業を行う大学の現実に強い絶望感を味わった。
そのうち現実に妥協し、ほどほどの成績で卒業し企業に入って社会人として働き始めた。



企業従業員としての務めを30数年行った。
定年退職した今、再び納得できる勉強をしてみたいという純な意欲が自分のなかに湧いていることを感じている。
だから、一度は絶望した経済学の門をもういちど叩いた。
今のところ、かつてよりは理解できている。
私が進歩したのか、日本の経済学がまともになったのか。
おそらく両方なのだろうと思っている。