2012年10月7日日曜日

産業としてのデジカメ 2012.10.7

 by PENTAX Optio LS465
 
 
 
デジタルカメラ(DC)は日本企業の国際競争力が抜群に高い製品である。
日本には現在DCメーカーが11社存在する。
代表格はCANON、Nikon 。
一眼レフ、ミラーレス一眼などレンズ交換式DCでは、この2社で
世界市場の76%を占める。(出荷台数)
 
 
業界団体(カメラ映像機器工業会:CIPA)による1-8月の統計が
発表されている。
ここで産業としてのDC市場を確認しておきたい。
 
 
 
 
■総出荷台数 6,800万台
■総出荷金額 1兆円
 
出荷金額国別シェア
 
日本 10%
 
欧州 29%
米国 26%
アジア 32%
他     3%
 
 
 
■交換レンズ本数 2,000万本
■交換レンズ出荷金額 3,000億円
 
 
 
DC出荷台数6,800万台のうち、コンパクト型は5,500万台で
まだまだ多いが、前年同期比は87.3%。
スマホに食われていることがわかる。
一方、レンズ交換式は前年同期比125%と大きく成長している。
 
 
 
1-8月のデータなので通年ではこの5-6割増しになる。
DC本体で1.5兆円、交換レンズで4,500億円、合わせて約2兆円の
産業ということになる。
 
 
 
国別出荷シェアで国内が10%程度だから、ガラパゴス化とは
対極にある。
今後のますますの成長に期待したい。