家内の父(義父)が亡くなった。
今夜が通夜、明日が告別式で私はこれから札幌へ向かう。
一昨日の日曜日、13時10分に息を引き取った。
死因は動脈瘤破裂による出血多量、ショック死である。
先週木曜日の未明4時に我が家の電話が鳴った瞬間に、
何かよくない知らせだなと直感した。
義父が大量出血で救急車に運ばれたとの知らせであった。
家内はすぐ故郷・札幌へと向かった。
手術をしなければ再び大量出血するのは時間の問題だと
北大病院の医師は診断した。
頭部のかなり難易度の高い手術なので、高齢(80)でもあり、
無理はさせたくないというのが義母、家内姉妹の総意であった。
いったん出血は止まったので土曜日に退院させ、自宅で
様子見となった。
次に大量出血した場合、命の保証はないという爆弾を抱えた状態
での自宅療養である。
家内も迷いがあったのだと思う。
患部レントゲン写真を、とある医師に送ったところ、「ともかく月曜日に
連れて来て下さい」と言われ、小さな希望を抱いていた矢先の
大量出血であった。
先月、横浜の我が家に三週間ほど夫婦で滞在してもらった。
伊豆・熱川温泉、河口湖へ一緒に旅行に行けたのが、心の慰めに
なっている。
実親にはできなかった親孝行が少しはできたかなという思いが残る。
だから残念ではあるけれども後悔は少ない。
生きとし生ける者、皆いつかは永眠の時を迎える。
心を込めて生きることこそ大事なのだ、と改めて感じている。