2012年2月17日金曜日

Nikon 1 ホワイトバランス 2012.2.17

作例① ホワイトバランス:蛍光灯




 Caplio R7 を使っていた頃、写りはほとんどカメラ任せだった。
つまり設定をデフォルト(出荷時初期値)にして、撮影モードも
オートで使用していた。
せいぜい露出補正で明暗を調整する程度のものだった。


昨年夏に GR DIGITAL Ⅲを購入してから、状況に合わせた
設定を選択するよう心掛けるようになった。
関心をもつようになった、と言い換えてもいいだろう。
各種設定のひとつが「ホワイトバランス」というパラメータだ。


Nikon 1 では、オート、電球、蛍光灯、晴天、フラッシュ、
曇天、晴天日陰、プリセットマニュアルという選択肢がある。
どれを使用するかは撮影する状況と、自分のイメージする
アウトプットがどんなものかで変わる。


写真は銀座で夜に撮影したものだ。
作例①と作例②を見比べてほしい。
色合いが異なっていることがおわかりだろう。
どちらがいい写真なのか、とは私は考えない。
私の持つイメージにどちらが合致しているか、と考える。
この場合、私は作例①の仕上がりイメージを選択する。


つまり作者の好み、感覚の領域である。
したがって、今日の私は作例①を好んでいたとしても、明日になれば
作例②のほうが良いという判断をする可能性もあるということだ。



写真に絶対的な基本ルールというものはあるだろう。
しかし、写真の面白さは作者の好みが反映できる点にある。
駆け出しのくせに生意気なコメントかもしれないが
今の私はそう考えている。
楽しめればいいのだ、と。




作例② ホワイトバランス:電球

ホワイトバランス:蛍光灯

ホワイトバランス:電球