by GR DIGITAL Ⅲ
竹中平蔵氏の講演を聴ける機会に恵まれた。
氏は言わずと知れた、小泉内閣の金融財政担当大臣で
後期は郵政民営化担当大臣も務めた。
現在は慶應義塾大学総合政策学部教授だ。
私は氏を高く評価する一人だ。
文系の大学教授の多くは実社会にあまり貢献しない人が多いと
私は経験的に思っている。
全員そうだというつもりはないが間違っていない自信がある。
竹中氏は政治の実務を担い、大手銀行の不良債権処理と
郵政民営化を成し遂げた数少ない文武両道の人である。
小泉純一郎首相の強いリーダーシップがあったことが
彼の実績を後押ししたことも確かだ。
大学、学問の世界で身に着けた仕事の進め方を
政治の世界に見事に適応させた人だ。
なぜ、私がそう断言するかというと氏の書き下ろした著書を
読んでいるからである。
彼の仕事の進め方は、「竹中平蔵大臣日誌」を読むと
克明に記述されている。
銀行不良債権処理という10年前の国家課題を克服したこと、
および郵政民営化を成し遂げた功績は記憶に留めておくべきである。
今日の講演の内容は長くなるので後日に回したい。
大変、示唆に富むものであった。
講演テーマは「激動の世界と日本経済」
主催は日本経済新聞社である。
「ゆりかもめ」から