リーマンショック当時に使っていたケータイ(2008年)
今日は代休を取り休んでいる。
先月の休日出勤の振替だ。
これからスーパー銭湯へ行ってくつろいでくるつもりだ。
アベノミクス効果で東証の株高が止まらない。
昨日の終値はリーマンショック後の高値を更新した。
円安、金融緩和を歓迎して買いが入っている。
日本企業の業績が良くなる、という期待買いだ。
昨日は白川日銀総裁辞任の知らせが輪をかけた。
新しい総裁になると、さらに日銀は政府方針に沿って
金融緩和を進めるだろうとの期待が背景にある。
35年間勤めてきたが、2008年のリーマンショックほど景気後退を
実感したことはなかった。
担当して間もない取引先への売り上げが急減した。
最終顧客の設備投資の多くはリースを利用しての導入なのだが
リース会社はリース審査を厳しくしていた。
そのため取引先も最終顧客との契約が成立しないことが
多く、業績は極めて厳しかった。
販促策の基準緩和などあれこれ知恵を絞ったことは
忘れられない思い出だ。
昨日の日経新聞を読むと、リーマンショック発祥の地・米国では
すでにリーマンショックそのものの総括に入った。
司法省が格付会社(スタンダード・アンド・プアーズなど)への民事訴訟を
行うと報道されている。
低所得者向け住宅ローンに対して高い評価を付けていたことが
金融危機を招いた一端ではないか、という訳だ。
経営破たんしたリーマンブラザースについても、破たん直前まで
投資適格としていた。
ショックへの緊急対応 → 恒久対応 → 調整期間 → 危機終息
こうしたサイクルの最後として、危機を総括し再発防止と
次の危機への教訓を整理する流れだ。
喉元過ぎれば・・・は古今東西の常。
米国のこうした対応には学ぶべき点があると感じた次第である。
悪夢から学ぶべきである。
リーマンショック後の渋谷(2008年10月11日)