夕闇
雪のせいで昼近くに配達された今朝の新聞。
「神奈川県公立高校入試問題と解答」の付録がついていた。
昨日が試験日だったことを知った。
長男の高校受験を思い出した。
彼は31歳になったから、すでに16年の歳月が経過したことになる。
県立が第一志望で、滑り止めの私立も1校受けた。
受験を控えた中3の秋に彼と県立受験作戦を練った。
当時、私は彼に英語を教えていた。
親が息子の家庭教師をしていたのだ。
その延長線上で、受験のアドバイザーを買って出た。
県立は5科目、各50点満点で合計250点。
目標点数(X)を決め、X作戦と名付けた。
点数を作るプログラムも一緒に考えた。
1.数学、英語は教科書を徹底的にマスターする。
2.社会、理科は基礎固めの問題集を繰り返し解く。
3.国語は水ものなので、点数が見込める漢字を重点的にやる。
スケジュールを作り、進み具合をチェックしていった。
年明けからは過去問題集に取り組み、設問スタイルに
慣れるようにした。
最終的に長男は目標を上回る点数を取ってきた。
合格発表日に親子で喜んだことが懐かしい。
すでに遠い日の思い出である。
今は川崎市で一人暮らしをしている長男。
彼もX作戦のことを思い出すことがあるのだろうか。
今度会ったら聞いてみたい。