生田緑地(川崎市多摩区)
昨年の今ごろ、ロシア・プーチン大統領来日に国民の期待が高まっていた。
北方領土問題に進展があるのでは、と私も期待した。
ロシア関連株を買ったくらいだ。
ところが大統領はシリア問題を理由に、安倍総理との会談を遅刻した。
出だしで先制パンチを食らった格好になってしまった。
終わってみれば、領土問題にまったく進展はなかった。
むしろ「こりゃ、私が生きている間に返還されることはない」と確信するに至った。
冷静に考えればわかる。
そもそもあちらの国民が納得するはずがない。
そんな政策を大統領が、大きなメリットなしに採用する訳がないのだ。
今では日本国民の多くが北方領土への関心を失っているように感じる。
残念だが、わが国は当分の間、経済協力という名目で経済メリットを追求することに専念するほうがよいと思う。
状況の変化を待つのだ。
機が熟さないと何ごともことは進まない。
我慢の時期に入ったのではないだろうか。