2019年2月26日火曜日

小さな約束に落とし穴が潜む    2019.2.26

箱根 大涌谷(箱根町仙石原)



営業に携わっていた時に心掛けていたことがある。
小さな約束をきちんと守る、ということである。
若い人にも口酸っぱく言ってきた。


重大な約束を忘れる人はいない。
しかし、些細(ささい)な約束はうっかりすると記憶からこぼれる。
営業は顧客からの信用・信頼を築くことが仕事だが、些細な約束を疎かにすると時に致命的な結果を招くこともある。
小さな約束を守れない人に大きな案件を委ねる気にはなれないのが顧客心理である。


だから、顧客との約束は必ずメモを取る。
メモを取らない営業を私は信用しない。
メモを取らない営業はどこかで必ず失敗する。


知り合いから小銭を借りる時も細心の注意が必要だ。
借り方は小銭だとついうっかり忘れやすい。
しかし、貸した方は忘れていない。
最近、自販機のお茶を買いたいけど小銭がなく困っていた人に貸した。
「次週お返しします」と言ったが、それっきり。
ほら、な。


私のなかでこっそり、相手の評価を下げておいた。
これは金額の問題ではなく心構え・気持の問題である。
小銭を借りる時には要注意。
つい忘れがちだから危険だ、と思う心が必要だ。