2025年3月6日木曜日

ゼブン&アイHD記者会見   2025.3.6 

Bing Wallpaperより





セブン&アイの井阪社長が5月の株主総会で退任し、デイカス氏が後任の社長に就くことが明らかになった。


以前も書いたが井阪氏の社長時代はイバラの道だった。
傘下のセブンイレブンで社長を務めていた時、当時の実力者・鈴木敏文会長から社長更迭人事を突きつけられた。
好業績を上げていたにもかかわらず。


この無理筋は結局通らず、鈴木会長は責任を取って退任した。
皮肉にも鈴木会長の後任を、更迭させられそうになった井阪氏が務めることになった。
とても後味の悪い人事騒動だった。


井阪氏が手掛けた米国のコンビニ(スピードウェイ)買収は大きな成果だった。
そごう・西武の切り離しでは労働組合の反対にあって苦労した。
そして、昨年はカナダの大手コンビニ「アリマンタシォン・クシュタール」から買収提案を受け、現在もなお協議中である。


セブンイレブンにはアリマンタシォン・クシュタールは不要だと思っている。
願わくばセブンがさらに企業価値を高めて、逆にアリマンタシォン・クシュタールを飲み込んでもらいたい。
井阪氏の今までの功績を私は称えたい。


なお、デイカス氏は子供の頃、父親が経営していたセブンイレブンで働いていたことがあると記者会見で明かした。
そのことを知って、氏にぐっと親しみを感じた。