62回目の終戦記念日を迎えた。
今年は平和への願いとともに、温暖化が進む地球そのものの
永続を祈った。このまま温暖化が進むと危険だ。
高校野球も二回戦に突入した。
連日の好ゲームに目が離せない。
今日は仙台育英(宮城) vs 智弁(奈良)が行われ、5-2 で育英が
敗れた。
育英の佐藤投手は惚れ惚れする速球と投球術を持っているので
もっと勝ち上がってほしかった。
好投手が大会から消えていくのは非常に残念なことである。
高校野球は好きなほうだと思う。
多くの野球名門校が地元出身者以外からチーム構成されている
事実にも、まぁ仕方ないかなと許せる。
そういうものだと思ってしまえばあまり気にならない。
新聞・テレビで出身中学を明らかにしないのも、懸命に地元を応援する
ファンの夢を壊さない配慮なのかもしれないと思ったりもする。
高校野球で昔から気になっていることがある。
それは表現に関することである。
①打たせて取るピッチング(の投手)
「彼は打たせて取るタイプのピッチャーです」とアナウンサーが言う
ことがある。残念ながらこのタイプの投手がチームのエースピッチャー
である場合、そのチームは決勝までは勝ち上がらないと思って
間違いない。
打たせて取るピッチャー = 三振が取れないピッチャーなのである。
優しさのある表現なのかもしれないが、野球においては決して褒め言葉
には聞こえない残酷な表現でもあると思う。
②チームワークならどこにも負けないチーム
判断基準が明確ではない表現である。
一般的に言って、甲子園大会に勝ち上がるチームでチームワークに
難があるチームなど皆無であろう。勝ち上がっては来れまい。
犠打率が抜群に高い、とかなら理解できる。
ならば、この表現は何を意味しているのか?
推測するに、スター性を持ったずば抜けた存在の選手がいない
チームなのではないだろうか。
その代わり、ほぼ均一の能力を持った選手たちがそれぞれの能力を
発揮して勝ち上がってきたということなのだろう。
私はものの表現が気になる性分だから気になるのだろう。
あまり硬いことを言わずに楽しんだほうが良いのはわかっている。
激戦区・大阪を勝ち上がった金光大阪。
同じく激戦区・神奈川代表 桐光がともに一回戦で敗退したのも残念だ。
それぞれ大阪桐蔭、東海大相模を破っての出場だけに、あっけない
印象が残る。
力の差が少ないからなのか、大舞台で本領を発揮できずに終わって
しまったのか。
どちらにしても残念だ。地区大会でこの二校に負けたチームのためにも
勝ち上がって欲しかった。