英会話教室 NOVA が会社更生法適用を申請した。
負債額は439億円というから大きい。
何時の頃からかテレビで派手に宣伝し、またたく間に
「英会話といえばNOVA」というブランドを確立した。
「駅前留学」というキャッチフレーズは上手だな、と感心したことがある。
講師陣は全員外国人、という方針も間違ってはいない。
では、何がまずかったのか?
顧客に徹底的に奉仕し、その対価として売上・利益を頂戴するという
商売の基本から外れたことだろう。
報道によると、好きな時に授業を選択できる、とアピールしながら
なかなか予約ができない実態だったという。
また、ディスカウントを前提とした事前購入チケットを解約すると
ディスカウントのない料金体系に基づき少額しか払い戻さない仕組みだったようだ。
簡単に言えば良心的ではなかったということだ。
ビジネスを拡大したいと考えることは当然だし悪いことではない。
ただし、サービス(顧客奉仕)レベルを下げてはいけないという基本を
再確認させられた事件である。
再生を引き受ける会社が出てこない場合は会社整理(倒産)となり
再生を引き受ける会社が出てこない場合は会社整理(倒産)となり
顧客の購入したチケットは紙くずになる。
傷ついたNOVAブランドを再生しようとする企業はあるのだろうか?