2008年9月27日土曜日

政権交代の予感   2008.9.27

麻生内閣が発足した。
国民の信を問う衆議院議員選挙が11月にも行われる
とのこと。



私は今回の選挙は自民党にとって大変危険な選挙だと
思っている。
民主党にスキャンダル、内紛など何らかのミスがない限り
ひょっとすると政権交代が起きる予感がするのだ。
古くは古賀議員の学歴詐称問題、永田議員の偽メール事件
など、やらなくてもよいミスで国民をあきれさせた前科がある。
党幹部も高い授業料を払ってきたから、今回は脇を固めて
いることであろう。


一方、自民党はライバルの攻撃材料を手を尽くして探して
いるに違いない。
それは民主党も同じ。
事務所経費をはじめ、大臣の周辺に狙いを定めて調査して
いるはずだ。



政権交代自体は悪いこととは思わない。
デモクラシーのあるべき姿とも言える。
問題は交代した新政権が長続きしない場合、政治が不安定に
なることにある。
国家の手がける事業はそれなりの時間とお金を必要とするから
政策の軸がブレると結局は国民にそのツケがまわってくる。



企業も適度な組織変更・人事異動は必要だが、あまりいじくり
まわすとロクな結果にはならない。
従業員が浮ついて、つまり「どうせまた変わるだろう」と考えて
腰をすえて業務に取り組まなくなるのである。



安倍政権、福田政権は短命で脆かった。
政治の不安定をもたらした責任は重い。
それだけに今回の選挙では、政権交代が起こる可能性を
感じるのだ。