夜になって雨になった。
秋の終わりに降る雨は「秋時雨(あきしぐれ)」と呼ぶことを
岡本おさみ氏作詞/吉田拓郎作曲の歌で知った。
内藤大助と亀田興毅のタイトルマッチは期待を裏切らない好試合だった。
まず、クリンチがない点が一番良かった。
亀田の無意味なパフォーマンスが皆無だったのも良かった。
判定で亀田がチャンピオンを奪取する結果となったが、私の判定は内藤が
勝っていた。
イニシアチブを握ろうとする積極性は明らかに内藤が勝っていた。
効果的なパンチ数も亀田が勝っていたとは思えない。
勝った亀田は次の対戦相手が決められている。
それはそれとして、内藤とはもう一度グラブを交えることになるだろう。
この二人の対戦は金(カネ)になるからである。
ボクシングは興行だ。
今夜の試合のファイトマネーは結構な金額のはずだ。
両者の再戦が楽しみである。
質の高いボクシングを観ることは楽しい。