2010年7月7日水曜日

楽天の国際化は時代の変化を告げている  2010.7.7


               あじさいの花々 撮影:7月4日




インターネット販売最大手の楽天が国際化に舵(かじ)を切った。
社内では英語を使用することを決定したと報道された。
「No English,No Job」がキーワードとのことである。



日本は少子高齢化、人口減だから、企業がさらに成長するための
道は2つしかない。
1つは国内の競合他社(ライバル)との競争に勝ち、今より高いシェアを
取って売上・利益を増やすこと。
もう1つは、お客様を海外に求めて売上・利益を増やすことだ。



楽天に限らず日本の大手企業はこの2つのバランスを取りながら
さらなる成長をめざしていると思う。
世界第2位の経済大国・日本市場をおろそかにはできない。
しかし、成長余地が限られていることも明白だ。
そこでお客様を海外に求めて進出していくのである。
とくに成長著しい中国、インド、ロシアへと販路を拡げる競争だ。



この流れが明らかである以上、楽天に続く企業は増えていくだろう。
もともと隣の韓国企業は英語化で日本の比でないくらい先を行っている。
楽天の英語化は時代の変化を告げる出来事として、後世に残ると思う。
私が過ごしてきた企業従業員生活は、ひと時代前のものなのである。