昨日、イトーヨーカ堂が店舗規模縮小を検討中と報道された。
話は20年以上前にさかのぼる。
かつて売上規模はダイエー、利益はイトーヨーカ堂という時代があった。
イトーヨーカ堂の高収益の源泉は、利益率の高い衣料品に同社が
強かったからである。
当時、私は衣料品は数をさばければ儲かるんだな、と知った。
昨今、イトーヨーカ堂が不振なのは衣料品分野が振るわないからである。
かつてイトーヨーカ堂で購入していた顧客層の多くはよそへ流れた。
ユニクロ、しまむらなど専門店にお客を奪われたのである。
昨日、ユニクロに出向く機会があったが、寒くなったせいもあり店内は
かなり賑わっていた。
今後、業績不振店舗の閉鎖、売場の転換を行うという。
これも世の中の大きな変化である。
スーパーマーケット業界の優等生・イトーヨーカ堂も時代の変化に
押し流されているのである。