2012年3月18日日曜日

300系の引退  2013.3.18

オペラシティ  by GR DIGITAL Ⅲ 




春は卒業、入学のシーズンである。
会社では年度末、新年度の区切りであり、人事異動、転勤、組織再編成
が行われる。
それは終わりと始まりであり、終わりには達成感・寂しさ・感傷・後悔、
始まりには期待・不安・意気込みが交錯する。




一昨日、東海道新幹線の初代のぞみ(300系)が引退した。
多くの鉄道マニア、”撮り鉄”に混じってビジネスマンもラストランの
セレモニーに立ち会ったと報道されている。
母の危篤に際して、のぞみを使って帰省した思い出をマイクに
語ったあるビジネスマンは涙ぐんでいた。



私は鉄道マニアでもないし”撮り鉄”でもないから300系の
リタイアにはとりたてて関心はなかった。
しかし、あの場に集まる人々の気持はよくわかる。
300系の引退が彼らの心の琴線を刺激するのだ。



人は思い出の中に生きている。
思い出を大切にしながら、今とこれからを生きていく。