2012年6月18日月曜日

ギリシャ総選挙 2012.6.18

 東京ミッドタウン裏の公園               by Nikon 1 J1




ギリシャのやりなおし総選挙で財政緊縮派が勝った。
これでギリシャのユーロ離脱が避けられた。
ギリシャがユーロを離れると何が起こるのか。
考えてみた。


ギリシャの国債( = 借金)は欧州を中心に、世界の銀行が保有している。
ところが国が貧乏だから、返済時期が来ても返せない。
3月までドイツ、フランスを中心にギリシャを救済するか否か
大騒ぎをしたことは記憶に新しい。



ユーロから離脱すれば、欧州連合はギリシャへ金銭面での
支援はしなくなる。
そうなるとギリシャの国債を買っている世界の銀行は
返済される見込みがたたなくなりパニックになる。
世界経済がリーマンショックの時のように大きな打撃を
受ける。
世界の経済が打撃を受ければ、日本も対岸の火事ではなくなる。



ざっくり言えばこんなところだろうか。
ひとまず世界経済の危機は避けられたことになる。
さっそく東証の株価が今日上がったとのこと。
明日もきっと上がるだろう。
まずはホッと一息と言っていいだろう。


家計も国家も借金漬けはマズイ。
借りたお金は返さなければならない。
返せないのであれば、生活レベルを落として(つまり財政緊縮)
返せる体制を作らなければならない。
我が国の消費税増税も、巨額の借金を抱えているから。
私が増税に賛成しているのはそこに理由がある。