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今日の午後、近所の中学校内に併設されたコミュニティハウスで
「江田けんじとタウンミーティング」が行われた。
数日前、郵便ポストに開催を知らせるチラシが入っていて
実施を知った次第である。
無所属の時代から江田けんじ氏に投票してきたので
どんな話が聴けるか関心があった。
私は熱烈ではないが心情的にみんなの党は応援してきたし
結党直後にはインターネットで微額だが個人献金をしたこともある。
1回だけではあるが。
狭い会議室には近所の人たちがそこそこの人数集まって
盛況だった。
「タウンミーティングを始めた頃は、聴衆が2名だった」と氏は言う。
テレビなどマスコミにも出演しているし、みんなの党では幹事長を
勤めているから今や有名人といってもいいかもしれない。
2時から始まったタウンミーティング。
最初の1時間は県会議員、横浜市議会議員が前に立ち、
現在どんな活動をしているか報告があった。
名前も知らない議員たちだが、話の内容は聴いてよかったと
思わせるものがあった。
県会議員は防災委員の立場から、湘南地方の津波対策を
県に訴えているとのこと。
去年、横浜市青葉区に近い川崎市宮前区で大きな火事があったが
川崎市消防局から22台の消防車が出た一方で、隣接する
横浜市青葉区からは1台も駆けつけていない。
住民の安全を守るのが行政の重要な使命だが、テリトリーの
壁がそれを阻害しているとのこと。
防災の広域体制を提言していることを知った。
県会議員ならではの着想である。
市議会議員からは、横浜市が鶴見で「多世代交流住宅」を
推進していることを教えてもらった。
市が遊休地を無償提供し、民間企業が出資して新たな
コミュニティを作っているそうだ。
また、隣のたまプラーザでは東急と市が協力して、
買い物などでお年寄りをサポートする試みを行っているそうだ。
私たちが住む地域は東急が開発した地だ。
電車、バス、買い物は東急なしでは成り立たない。
高齢化が進むなかで東急とタイアップすることは良いことだ。
江田けんじ氏からは、同党がなぜ「増税の前にやるべきことがある」と
訴えているかの説明があった。
私は巨額の借金を抱える財政再建のため、増税に賛成の立場だ。
質疑応答の時間には私の考え方を氏に伝えた。
氏は増税の実施タイミングが今はマズイと考えており
景気が上向いた時には増税やむなしの立場であることが
わかった。
根っこは違っていないことを確認できた。
民主党・小沢氏が党から飛び出すだろうが、氏の影響力は
限定的で、国政には何ら変化はないと江田氏は見通しを語った。
このまま民主党に残っていては小沢氏勢力は10人当選が
関の山。
新党を作れば20人当選を見込めるとのことだ。
政治の内部にいないとわからない情報を聴くことができた。
いずれにせよ、このようなタウンミーティングが行われるのは
国政選挙が近いことを実感した今日の午後であった。
神奈川県議会議員 赤野たかし氏(みんなの党)