東京ドームへ向かう女性客 by GR DIGITAL Ⅲ
昨日は仕事納め。
私は終業と同時に、家内と待ち合わせる東京ドームへ向かった。
44年ぶりにタイガース全員が揃ったライブを観るためである。
チケットは夏に確保していた。
慶応高校教員を定年退職した瞳みのるがタイガースに戻って
ここ2年くらいグループとしての音楽活動を再開してきた。
加橋かつみだけはジュリーの呼びかけに応じなかったが
ようやく彼も折れて最後のピースがはまった。
頑(かたく)なだったトッポの心中にどんな変化があったかは
知らない。
開演ぎりぎりに到着して、まず驚いたのが彼らの動員力だ。
広いドームが観客でいっぱいになっていた。
壮観である。
さすがはグループサウンズNo1。
演奏曲は以下の通り。
? (知らない曲)
Satisfaction (R.Stones)
Nowhere Man (Beatles)
Joke (Bee Gees)
You've Got To Hide Your Love Away (Beatles)
Yellow River (CHRISTIE)
Yesterday (Beatles)
Tell Me (R.Stones)
Holyday (Bee Gees)
Time Is On My Side (R.Stones)
Under My Sam (R.Stones)
休憩
10年ロマンス
僕のマリー
落葉の物語
命のカンタータ
忘れかけた子守唄
廃墟の鳩
モナリザの微笑
銀河のロマンス
青い鳥
花の首飾り
君だけに愛を
シーサイドバウンド
アンコール
? (知らない曲)
Love Love Love
タイガースのテーマ
美しき愛の掟
色つきの女でいてくれよ
音楽としてのクオリティはけっして高いものではなかった。
音も随分外したし、ピーのドラムにトッポがギターの
入りを間違えてやりなおす場面もあった。
長いブランクの末の急ごしらえだから仕方がない。
女性客の盛り上がりが最高潮を迎えたのは、やはり「君だけに愛を」、
「シーサイドバウンド」だった。
アリーナ席はもちろんのこと、私達が座った2 階席でも数多くの観客が
立ち上がって踊っていた。
音楽性を問うことはおそらく野暮というものだろう。
女性ファンが一夜限りの夢を見て、青春時代へタイムスリップすることが
できればこのイベントは成功なのだ。
私はコンサート会場で、そう感じた。
追伸
休憩を迎えて「ただいまから30分間の休憩に入ります」と
アナウンスされた時はどよめきが起こった。