府中の森芸術劇場ウィーンホール 楽屋 by GR DIGITAL Ⅲ
Gospel クリスマスコンサートでの興奮がまだ冷めない。
Oh Happy Day でソロをとることが決まった9月以降は、
舞台で「役割になりきること」をイメージしてきた。
10月末の Jazz in FUCHU でストリートライブを経験したことも
度胸、慣れに役立ったと思う。
これなら本番でもいける、と思えたのはコンサート一週間前。
代々木でのスクールレッスンと、府中の森に移動してリハーサルを
行った時のことだ。
コーラスのなかに完全に入りきることができたのだ。
立ち方、表情もOK。
照れ、恥じらいはどこかへ消え失せ、観客をイメージしながら
歌の世界に没入していた。
コンサート二日前、前日は少し緊張が湧いてくることもあったが
そんな時はあえて東京ドームで歌っていることをイメージした。
東京ドームをイメージしておけば、いざウィーンホールに立った時
「なんだ、狭いじゃん」と思えるからだ。
本番ではほとんど緊張はなかった。
ライトを浴びてステージに立ち、皆で歌う経験を一度味わってしまうと
もう、やみつきだ。
今は、私のなかの小さなナルシストが意外にも大きかったことに
気付いている。
そう、私は実はナルシストだったようだ。