2018年9月3日月曜日

マスコミの好む勧善懲悪もの   2018.9.3

洗足池(東京都大田区:8月30日)




時は進み9月に入った。
まだ暑い日もあるが、さすがに真夏のような勢いはない。


日大アメフトの暴力プレーがすっぱ抜かれたのは5月の連休中だった。
あれからテレビでは連日、内田監督(元)と井上コーチ(元)にターゲットを定めた報道攻撃が行われたことは記憶に新しい。
追及の矢は大学理事長である田中氏にも向けられたが、監督・コーチの辞任で満足してしまった観があり、尻切れトンボで終わっている。


そんな状況のなかでマスコミにとって格好の勧善懲悪ネタが降ってわいた。
女子体操・宮川選手に対する、協会実質トップの塚原夫妻のパワハラ疑惑である。
事態は現在進行中だが、どう見ても塚原夫妻に分が悪い。
権力を握って組織を牛耳るトップが、立場の弱い選手とそのコーチに立場を利用した嫌がらせを行ったようだ、という実にわかりやすい構図だからだ。


この先、どう決着するかはわからない。
体操クラブのある朝日生命もこのままではイメージが悪い。
我々には見えない世界でさまざまな動きや決断が行われていることだろう。
遠からず世間がスッキリする結論が導かれると思う。
それまでは、勧善懲悪ものを好むマスコミとそれに踊らされる視聴者がはしゃげるネタだ。
わかりやすい話だからコメンテイターも論評しやすいだろう。