生田緑地(川崎市多摩区)
寒い日、暖かい日を織り交ぜて春が進んでいく。
何を着ていくか毎日悩ましいがそれが春というものである。
データと勘を信じて対応するのもまた楽しからずや。
出会いと別れの春。
小学校へ入る前の、春の日々。
勉強とは何をするのか。ついていけるかどうか心配だった。
中学校へ入る前の、春の日々。
少し大人になる気がしてちょっぴり誇らしかった。
高校へ進む前の、春の日々。
電車通学できるのがうれしかった。
大学へ進む前の、春の日々。
浪人を選択して、もう一度第一志望へチャレンジしたほうが良かったかと迷った。
社会人になる前の、春の日々。
これから自分の力で幸せをつかまなければならないと気を引き締めた。
月日は流れて、63歳の春。
胸に去来する思いと向き合ってみる。