昭和のまま(千代田区神田小川町) 撮影:10月5日
カネやんが亡くなった。
言われてみれば最近、テレビでお見掛けしなくなっていた。
国鉄時代のカネやんは長身から繰り出す速球がめっぽう早く、三振を取れるピッチャーだった。
さらに打者を小馬鹿にしたような超スローボールも織り交ぜた。
2階くらいの高さまで放り投げたタマがゆっくり曲がってくるので、打者は打てない。
加えて氏はバッティングが良かった。
たしか代打に起用されたこともあったはず。
野球センスのかたまりみたいな人だった。
国鉄から巨人に移ってからは、往年の輝きは失われ”昔の名前”で出ていた観があった。
年齢からくる衰えだったか、ハングリー精神が失われて満たされた状況から来るものだったのかは知らない。
享年86。
ご冥福をお祈りしたい。