写真 ショーウィンドウも冬支度
しばらく投稿ができなかった。
着想が尽きていた訳ではない。
悩みごとに捉われていたわけでもない。
書くことに飽きてしまった訳ではもちろんない。
それは私に限っては絶対ない。
実は営業生活30年のキャリアのなかで、いまだかつてない規模の
超大型商談に巻き込まれていたのである。
嵐の開始は今月の6日であった。
ある顧客から届いた RFP が引き金である。
RFP とは業界用語であり、業界人であれば知らない者はいない。
Request For Proposal .....つまり提案要求書である。
これこれのような仕様で提案を出してくださいね、という書面である。
提出納期が短いので、私はまず体制を整備した。
誰が何をいつまでに責任を持つかを明らかにしたのである。
もちろん提案PG(プロジェクト)リーダーも任命した。
そこまでは良かった。順調な滑り出しに思えた。
しかし、先週後半が悪夢のようだった。
いっこうにアウトプットが出ないのである。
叩き台と呼ぶ下書きすら出てこないのである。
これには焦(あせ)った。
仕方なしに顧客へ提出納期を一営業日延ばしてもらった。
通常はありえないことだが、良好な関係を築いていた顧客だったから
渋々了承して頂けた。
金曜日の納期を月曜日(昨日)に延ばして頂いたのである。
そして土日返上の提案書作成作業に没頭していたという訳である。
そんなこんなでようやく昨日、提出してきて一応の格好はついたが
やはり顧客の評価はけっして高いとはいえないものだった。
残念ながらこれが実力、と思い知らされた。
PG一同が頑張らなかった訳ではない。
むしろ力を出し切ったくらいである。
能力の範囲内で全力は出したのだ。
しかし結果は顧客を満足させるレベルのものではなかった。
結局、実力そのままの結果なのである。
反省するところも多々ある。
ここで曖昧にせず、ひとつひとつのことを真の意味で反省しておかないと
次に繋がらない。実力が向上しないのである。
次にまた同じような RFP が来た時のために備えなければ顧客を
満足させることはできないのである。
近いうちにPGメンバーを集めて反省会を開くつもりだ。
謝る反省会ではなく、何が我々に足りなかったのかを明らかにし
どうしたら克服できるかを前向きにディスカスするミーティングである。
こんなページでも、更新を楽しみにしてくれている読者の皆様には
お詫びします。
どうしたの? とか、まだですか?とメールを下さった皆様。
深く感謝いたします。
ようやく今日から普段の生活ペースに戻ったから、これからも愛読を
お願いしたい。