Paul McCartney が来日してからすでに5年の歳月が経過する。
2002年11月13日。会場は東京ドーム。
アリーナS席 A18 29番 ¥14,000- のチケットが手元に残っている。
あの日は友人のS(愛称:哲っちゃん)と一緒だった。
水曜日だから普段どおり仕事を終え、水道橋駅前のホテルロビーで待ち合わせた。
今回の公演が私にとって初めての東京ドームでもあった。
東京ドームに入り席を探す。
アリーナのかなり前方、右サイドが我々の席である。
「いい場所じゃないか」と2人の意気があがった。
待つことしばし。やがて開演の7時を迎えた。
大きな風船とか、ビームライトとかを使った派手な演出が続いた。
5分くらい続いたかもしれない。
バックバンドの演奏に乗ってステージの中央に Paul が登場した。
その瞬間に会場は熱気と興奮に包まれた。
全員起立。誰もイスになんか座ってはいない。
オープニングはビートルズ・ナンバー Hello Googby だった。
この曲で来たか! という喜びに満たされる。
以後は Jet , Band On The Run などウィングス時代の曲が少し混じるが、
公演のほとんどがビートルズ・ナンバーで私は大満足だった。
会場のファンも同じだっただろう。
All My Loving
Getting Better
Blackbird
We Can Work It Out
Mother Nature's Son
Carry That Weight
The Fool On The Hill
Eleanor Rigby
Here,There And Everywhere
Back In The USSR
Can't Buy Me Love
Let It Be
Hey Jude
The Long And Winding Road
Lady Madonna
I Saw Her Standing There
Yesterday
Sgt.Pepper's
The End
大スクリーンに John Lennon が映し出される中で歌ったのが
Here Today
George Harrison の写真では Something
5年前の感激を忘れることはないだろう。
11月になると毎年想い出すのだから。
観ておくべきコンサートは確かにあると確信する。