本日、秩父宮で行なわれた慶応 vs 明治戦。
29対29で引き分けた、最近では類を見ない好ゲームだった。
しかも第82回の定期戦だというからその長い歴史に驚かされる。
筆者の生まれる30年前から行なわれていたのである。
今シーズンの慶応は初戦で筑波に敗れた。
今年の慶応は弱いと思っっていたが、今日のゲームを観て
見方を変えなければいけなくなった。
筑波戦では主力選手が怪我で欠けていたことも今日知った。
14番山田(小倉高校出身:4年)を中心としたバックスの決定力はかなりすごい。
一方の明治もフォワードで得点できるチームに復活した。
藤田ヘッドコーチが丹念に鍛え上げてきた跡が見える。
これで23日に行なわれる早慶戦が俄然楽しみになった。
私は早稲田が有利とは思わない。早稲田が負けてもおかしくない。
早稲田が勝つためにはフォワード戦で有利に運ぶことと山田を自由に
動き回らせない対策が打てるかにかかっている。
序盤で慶応をひき離す展開に持ち込めれば早稲田、もつれると
慶応にも勝ち目があると読む。
慶応は帝京に勝っている。
その帝京に明治も勝った。
そして慶応と明治は引き分けた。
紙一重で拮抗した今年の関東大学ラグビー対抗戦。
これから行なわれる早慶戦、早明戦のゆくえが楽しみだ。
これから一ヶ月の攻防を堪能できるのはファン冥利につきる。
早明戦が終わっても、次の楽しみ「大学選手権」が待っている。
春口監督率いる関東学院も混じり覇権を争う好ゲームが正月すぎまで続く。
これだから大学ラグビーファンはやめられない。