2008年5月17日土曜日

みちのく一人旅(郡山)  2008.5.17

             郡山駅前


木曜、金曜と東北へ出張していた。
東北出張は実に20年ぶりである。


1987年~88年にかけて、あるテーマで東北地方を担当
したことがある。
仙台を基点に宮城・福島・岩手で重点的に活動した。
ときには山形、青森、秋田まで足を伸ばすこともあった。
仙台勤務の先輩課長と山形出張の折には、温泉もからめて
旅したことがなつかしく思い出される。


東北新幹線も変わった。
当時は「やまびこ」と「あおば」しかなかった。
「やまびこ」は東海道新幹線でいうと「ひかり」、「あおば」は
「こだま」に相当した。
今は秋田新幹線も混じるので「はやて」、「こまち」もある。
車両デザインもかつては白地に緑の帯だけでシンプルなもの
だったが、今はとてもカラフルである。


20年ぶりに降り立った郡山駅に昔の面影はなかった。
20年の月日は駅前風景を変えていたのだ。


郡山といえば忘れられない思い出がある。
かつて、日帰り予定の出張が何らかの理由で泊まりに変更に
なったことがあった。
帰りの旅費がなくなり銀行ATMのカードもたまたま持ち合わせて
いなかった。
しかたなくサラ金のアコムに飛び込んで1万円借りて帰った。
後にも先にもサラ金のお世話になったのはその時だけである。



今回の出張ではなつかしい再会もあった。
郡山の現地法人で担当者と情報交換をしたあと、20年前に
一緒に仕事をしたクマガミくんの消息を尋ねたら郡山の事務所に
いることがわかった。
しかも同期生(私より3年後輩)なのだという。

運良く事務所にいたクマガミくんのもとへ私は姿を現した。
何も知らせることなく突然近寄っていったから、瞬間彼には私が
誰かわからなかったようだ。
昔と較べて私が太ったこともあったと思う。
不安そうな表情で私をみつめる彼に名前を名乗ると、
一瞬考えた後、ぱっとはじけるような笑顔にかわった。
思い出してくれたのだ。

かつて一緒に仕事をした現地法人仲間が今も元気でやっている
ことを確認できてとても嬉しかった。
またの再会を約束して事務所を後にし、私は次の目的地仙台へと
向かったのであった。





             Maxやまびこ(撮影:東京駅)


             新幹線車窓から見る美しい風景


             新幹線車窓から見る美しい風景


             新幹線車窓から見る美しい風景




             わっぱめしとそば(¥550)


             郡山駅構内のドトール


             郡山駅ホーム