今日は光と陰というテーマで書いてみたい。
特別休暇を終え、明日から日常生活へ戻る。
休暇そのものは真にありがたいことだと感謝している。
当ブログもここ数日の投稿だけを取り上げれば、さながら
幸福自慢のようで、今となっては少し照れくさく感じている。
これは「光」の部分だと思う。
旅行(ソウル)、帰宅、旅行(群馬)、帰宅というサイクルで
休暇をすごした訳だが、すべて明るく・楽しく・陽気に・・・と
いう訳にはいかなかった。
ソウル旅行から帰ると、たちまち実兄問題で振り回わされる
現実が待っていた。
たび重なる電話への対応や、彼の起こしたトラブルの後始末を
強いられた。仕方がないとはいえ、負担感は強かった。
水上温泉滞在中にも親戚から、彼の引き起こした別のトラブルに
関する連絡と対策依頼の電話が入った。
一昨日(金曜日)、昨日(土曜日)はその対応にあたらざるを
得なかった。
これらが今の私の「陰」にあたるだろう。
楽しいこと、うれしいことに囲まれ、いつも陽気でいられたら
それに越したことはないが、それはありえないことである。
苦しいこと、辛いこと、逆境、不幸、我慢を強いられることの
方が多いのが現実だと思う。
一昨日、書店で一冊の本に出会ってそう思った。
「問題は、躁なんです 正常と異常のあいだ」
(著者:春日武彦、光文社文庫 ¥735)
この本を読んだことで、実兄のここ数年の不可解な行動を
ようやく大枠で理解することができたように感じている。
実兄のことのみならず、自分も含めた人間というものの
本質理解にこれほど役立った本はなかった。
機会があれば皆さんも読んでみてください。
天神平から谷川岳を望む 撮影:10月22日