かつてコンピュータの世界で「ネオダマ」という言葉が流行した時代が
あった。1992-93年頃である。
まだWindowsが普及する前段階で、家庭でパソコンを持っている人は
少なかった。
「ネオダマ」とはネットワーク、オープン化、ダウンサイジング、
マルチメディアを総称した造語である。
ネットワーク・・・今後はネットワークが当たり前の時代になる。(という予測)
オープン化・・・メーカー独自の”閉ざされた”基本ソフトから、メーカーに
縛られない時代になる。(という予測)
ダウンサイジング・・・大きな筐体のハードウェアから小型化の動きが
起こっていた。(という変化)
マルチメディア・・・CD-ROM、光ディスクなど、さまざまな記憶媒体が
生まれていた。(という変化)
当時は未来予測を含めた「ネオダマ」であったが、今日ではこの言葉の
通りの世界が実現した。
Windows95がネットワークを容易にし、インターネットの普及に寄与した。
その意味ではマイクロソフトの功績は大きい。
ネオダマの「ネオ」は同社が推進したといってよい。
2000年以降は「ネオ」インフラの上で amazon、Google、そしてtwitterなどの
アプリケーションが花開いた。
コンピュータの世界は次々と進化していく。
今後も才能ある人物、企業体がコンピュータの世界を進化させていくだろう。
素晴らしい時代だ。