2022年9月1日木曜日

ゴルバチョフ氏  2022.9.1

ベローチェにて   9月1日





午後、カフェで休憩したときの写真である。


正面のガラスに写っているのが筆者だ。
新製品・栗と抹茶の贅沢ラテ(530円)をオーダーした。
なかなか美味しい。


ゴルバチョフ元ソ連大統領が亡くなった。
ウクライナ侵略戦争が行われている最中とは歴史の皮肉だ。
冥福を祈りたい。


あれほど民主的な思想を持った人が当時のソ連に現れ、トップにまで登りつめたことをとても不思議に思う。
情報公開、米ソ連携を進めながらも、国内経済は混乱し国民の幅広い支持は得られなかった。
クーデター未遂も起きた。


彼以前の共産主義政権が暗く重苦しかっただけに、彼が進めた改革(ペレストロイカ)に国民の意識がついていけなかったという面はあるだろう。
価値観の変化が大きすぎたり急だったりすると、一般人の多くは混乱してしまう。
当然、ソ連第一主義者(右派)にとって彼の改革は不愉快なものだったに違いない。


欧米の指導者は彼に大いなる希望を持って接したが、国内をまとめることができずソ連は崩壊した。
その後、ロシアはエリツィン、そしてプーチン政権へと変遷し、直近のウクライナ侵略戦争に至る。
西側からみれば米ソ冷戦を終わらせた功労者、国内では米ソ冷戦の敗者へと導いた政治家と映る。


この先ロシアが何かのきっかけで変貌し、彼の業績が評価し直される時代が来ることをかすかに期待したい。