Bing Wallpaperより
昨日届いた日経ビジネス4月17日号の特集は「崖っぷち大学 再生へ立ち上がる経済人」。
時代と共に社会は変化する。
しかし毎年春、週刊誌の有名大学合格者高校別ランキング特集をみると思う。
取り上げられる大学は東大、京大、旧帝大、早慶上理。
変わらない日本の価値観を感じざるを得ない。
俺たちが受験した頃と、大学の顔触れは変わっていないじゃないか。
50年の間に大学の中身は変わったのか。
母校は私が通った時代になかった新設学部が随分と多くなった。
聞き知るところによると国際化もかなり進んだようだ。
それなりに識者が改革を進めてくれているのは頼もしい。
いっぽうで、毎年同じノートを使って同じような授業を10年以上も続ける状況は今も存在するようだ。
私は50年前、懸命に受験勉強して入った大学がこの状況だったことに強く失望した。
なんだ、こりゃ。これが最高学府か。
結局、大学4年間で学問的な学びはほぼ皆無。
それでも、自由な4年間はそれなりに貴重な時間だった。
バイト、サークル活動、読書が今の自分の原型を作ってくれた実感はある。
生涯消えることのない学歴も就職の武器に使わせてもらった。
日本の大学は社会の要請に応えられるだけの進化をできたのか。
日経ビジネスを読んだ限りではどうやら怪しい。