2023年4月30日日曜日

ビタミンD   2023.4.30-①

Bing Wallpaper より
 



健康長寿の3要素は「栄養、運動、睡眠」である。
今日はこのうちの栄養に関する話。


栄養に関する情報には偏ったモノの見方は禁物だ。
偏ったモノの見方とは、たとえば納豆が良いと聞いたら納豆ばかりへ集中することだ。
それさえ食べていれば大丈夫かといえば、そんなわけはない。
いろいろな栄養素をバランスよく摂ることが肝要であり、すべてのベースとなる。
これさえ食べていれば大丈夫、というスーパー食品は存在しない。


そこを踏まえた上でのビタミンDの話。

・ビタミンDは現代人に圧倒的に不足するビタミンの1つ
・ビタミンDはカルシウムの代謝、骨形成に働く
・D2(キノコなどに含まれる)、D3(サケ、サバなど)の総称
・ビタミンDは体内で生成される点が他ビタミンと異なる
・ビタミンD3は日光にあたることで、コレステロールから生成される。
・食品、日光浴で得たビタミンD3は肝臓に貯蔵され、腎臓で活性型ビタミンD3になり有効化される
・ビタミンDが欠乏すると、成人では骨粗しょう症が起きる
・ビタミンD濃度がある程度高いと、がんに罹患するリスクが低下するという報告がある
・サプリメントも有効


高齢女性に多い手首・腕などの骨折リスクに備えるうえでも、ビタミンDは欠乏させないほうがよいと考える。
私も毎日、サプリメントを摂っている。


※この情報は東京医科歯科大学臨床教授・医師 加藤浩晃氏が日本経済新聞4月21日付に寄稿した記事から引用しました。