幼い頃から音楽を聴くのが好きだった。
クラシックに幼少の頃から親しんでいた、という話ではない。
ラジオから聞こえてくるポピュラーミュージックとともに成人した、という意味である。
小学校三年生の頃、兄から教えてもらったビートルズ。
ラジオの音楽リクエスト番組を聞いていて、自分でも電話してみたら、
今から番組で取り上げるという。
局の人から「これから放送しますから、ラジオの音を小さくして下さい」と言われた。
ハウリングを防止する方策だったんだろう。
リクエスト曲は Please Mr.Postman だった。
九歳の頃のエピソードを今でも忘れていない。
小学校五・六年生の頃は、ピーターとゴードンとかアニマルズも聴いていた。
初めて買ったレコードは確かアニマルズだったと思う。
牛も知ってるカウシルズも良かった。
「花のサンフランシスコ」(スコット・マッケンジー)もヒットした。
中学生になると日本のポップスを好んで聴いた。GSも聴いた。
「花の首飾り」(ザ・タイガース) 68年3月
「白いブランコ」(ビリー・バンバン) 69年1月
「風」(はしだのりひことシューベルツ) 69年1月
「遠い世界に」(五つの赤い風船) 69年5月
「真夜中のギター」(千賀かほる) 69年8月
「白い色は恋人の色」(ベッツイ&クリス) 69年10月
改めて列挙してみると、素晴らしい曲が溢れていたことに驚く。
「青い影」(プロコル・ハルム) 67年
「輝く星座」(フィフス・ディメンション) 69年
「ヴィーナス」(ショッキング・ブルー) 69年
「恋よ さようなら」(ディオンヌ・ワーウィック)69年
「イン・ザ・サマー・タイム」(マンゴ・ジェリー)70年
「男の世界」(ジェリー・ウォーレス) 70年
「雨にぬれても」(B.J.トーマス) 70年
高校生になると、さらに心ときめかせてくれるスターに魅せられていく。
それについては後日書いてみたい。