2009年8月9日日曜日

上場企業の4-6月決算   2009.8.9


     人影のない風景   撮影:8月9日


上場企業の4-6月決算発表が相次いでいる。
7日(金)には300社を超す企業が決算を発表している。
昨日、駅売店で日経新聞を購入してじっくりと確認してみた。



ひとことで表現するならば、まだ雨降りだが雨足が弱まって
きたといったところだ。
このまま推移すればの話だが、やはり年初が景気の底だったのか。
1-3月と較べると減益額が小さくなった企業が多い。

例えばトヨタ自動車。
1-3月 ▲9,147億円
4-6月 ▲1,385億円

ソニー。
1-3月 ▲3,115億円
4-6月 ▲ 329億円

なかにはホンダのように黒字転換した企業も少なくない。
1-3月 ▲3,096億円
4-6月 54億円


減益幅が小さくなったからといって、喜こんでいいのだろうか。
1-3月の赤字は負債だから、いずれ返済しなければならないし
4-6月も赤字だということは負債を積み上げていることになるのだ。
だから喜こぶことはできない。
ただし、改善できているのだから未来に希望は持てる。
4-6月にさらに赤字を膨らませた企業は深刻だ。



この間、各企業は猛烈な経費節減に取り組んだはずだ。
経費節減効果に加えて、経済が好調な中国に販路を見出したり、
プリウス、インサイトのような売れる商品があれば業績は持ち直す。

7-9月がいかなる結果になるか注目している。