昨日、JR鶯谷駅前のケーキ屋さん店先で写した写真である。
アイスクリームボックスとでも呼べばいいのだろうか。
なつかしいもの、消え行くものとしてシャッターを押した。
幼い頃は誰でもそうだと思うがアイスクリームやアイスキャンディーを
買うのが楽しみだった。
親にお金をもらっては近所のお菓子屋さんに走ったものである。
5円か10円で買うアイスクリームはとてもおいしかった。
今のようにスーパーで箱買いすることなど考えられなかった。
そもそもスーパーすら身近にはなかった時代である。
なかでも名糖のホームランアイスクリームは、棒に当たりくじが
付いているのでよく買った。
ヒットなら4本で、ホームランなら1本でもう1本もらえるのだ。
読者の中にも覚えている人はいるだろうと思う。
スーパーで箱買いできる、というのは豊かさの象徴である。
でも、子供の頃にアイスクリームボックスをひっかきまわして
どれにしようか迷った挙句に買い求めたアイスクリームのほうが
とても貴重でおいしかったような気もする。