2010年2月3日水曜日

五木寛之


                  品川駅前



学生時代(1974年-78年)に五木寛之を愛読した。



当時、文藝春秋社から五木寛之作品集が発刊されていて、次から次へと
購入して夢中で読んだ。
きっかけが何だったのかは覚えていない。


蒼ざめた馬を見よ
海を見ていたジョニー
さらばモスクワ愚連隊
青年は荒野をめざす
恋歌
ソフィアの秋
内灘夫人
デラシネの旗
ヒットラーの遺産
こがね虫たちの夜


これら作品を夜を徹して読み込んだ。
初めに読んだ作品が何であったかも覚えていないが、その作品で
すっかりハマってしまったのだ。
徹夜で読むから授業の出席にも支障が出るくらいだった。



就職して蒲田の自宅を離れて五木作品集は自宅に残してきた。
その後、大阪勤務時代に家を建て替えることになった。
母から「処分してもよいか」と電話があり、処分を承諾した。
今となっては残しておいたほうが良かったと思う。



五木作品は私の考え方や生き方に少なからず影響を与えたと思う。
今いちど読み返してみたらどう感じるのだろうか。
文庫本でも購入して読み返してみようと思っている。