2011年1月25日火曜日

アップルとグーグル 2011.1.25

                      散歩道にて


アップルとグーグルの10-12月決算が先日発表された。
その金額規模を確認してみよう。


<アップル>

売上高 267億4100万ドル(約2兆2千億円)前年同期比 171%
純利益 60億400万ドル(約5千億円)前年同期比 178%


<グーグル>

売上高 84億4千万ドル(約7千億円)前年同期比 126%
純利益 25億4300万ドル(約2100億円)


両社とも四半期の過去最高を記録した。
アップルはiPhone、iPad、Macが好調。
グーグルはネット広告、クラウドコンピューティングサービスとも伸長した。



アップルとグーグルを比較すると売上高で3:1、純利益では5:2になる。
出す商品すべてが好調なアップルが売上規模、純利益でもグーグルを
上回っている。
しかし、売上高に対する純利益の割合(売上純利益率)はアップルが
22.4%。グーグルは30.1%。
グーグルのほうが効率が良いことがわかる。
これはアップルが原価のかかる製造業であることに由来している。
それでも純利益率はかなり高く、売上に対する儲けが他のメーカーよりも
かなり大きい。


IT産業を代表する2社の好業績はいつまで続くのだろうか。
どんな企業でも、成長しっぱなしということはありえず、いずれは頭を打つ。
それがいつなのか、今後の推移を興味深く見守りたいと思う。
それにしても、ものすごい好業績である。
すごい会社、なんてものじゃない。