2011年1月4日火曜日

大学ラグビー準決勝  2011.1.4

1月2日は恒例の大学ラグビー準決勝が行われた。(国立)


毎年この日に行われるのが恒例なのだが、ラグビー大学選手権に
制度改革が入った時期があり、1月2日が準決勝ではない年があった。
16チームによる1回戦の勝ち上がり8チームが2組(4チームずつ)に
分かれて、総当りの2次リーグ戦(プール戦という)を行ない、
両組の上位2チーム(4校)が準決勝へ勝ち上がる、という日程的に
忙しいルールだった。

試合数が多くなるので私にとっては好ましい改革だった。
しかし、運営が大変だったのか長続きはしなかった。
結局、従来どおりトーナメント方式で12月に4強を選出し、1月2日が
準決勝、第2日曜が決勝というスケジュールに戻ったのである。



今年の準決勝は第1試合が東海vs帝京、第2試合が早稲田vs明治。

第1試合はリーグ戦を無敗で勝ち上がった東海と、対抗戦4位・帝京の
戦いだから東海に分があると思っていた。
しかし、試合はやってみないとわからないものだ。
帝京が36-22で優勝候補・東海を退けてしまった。
東海は昨年準優勝だから今年の目標は優勝に置いていたし、相応の
練習を積んできたことだろう。
監督、コーチ陣は壁の厚さを痛感したと思う。

しかし、かつて毎年決勝へ駒を進めていた関東学院もそうなるまでに
準々決勝、準決勝で行く手を阻まれていた時代があった。
そうした辛酸をなめて春口監督は揺るぎない常勝チームを作り上げて
いったのだ。
東海が同じ道を辿(たど)れるかどうかはこれからの精進次第である。
できれば体格に優れる外国人を使わずに強くなってほしい。
(筆者が帝京を評価しないのは外国人を2人も擁しているからである。)


第2試合は早明の再戦となった。
両校のファンは短い間に2回も好試合を観られると喜んでいたはずだが
残念な結果に終わった。
ラグビーで最もつまらない、一方的なゲームとなってしまったのだ。
早大ファンには堪(こた)えられない展開だったが、74-10というスコアは
準決勝にはふさわしくない。
明治も再建途上。
今後の糧としてもらいたいものだ。