昨日、今日と俄然暖かくなってきた。
開花が例年より遅かった桜の花も、今を盛りと咲き誇っている。
春がやってきたのだ。
今週は勤務時間中に余震を感じることがなくなり、ようやく業務に
集中できるようになった。
少しずつ日常が戻りつつあることを感じる。
しかし、その一方で、日増しに震災の影響の大きさを実感する
ことも多い。
被災地で行われていた各種部品製造が滞ることにより、最終製品の
生産にまで影響を与えている。
その代表格がクルマだ。
米国メーカーの生産までもが影響を受けているという。
紙製品、インク類も足りないため、印刷に悪影響を及ぼしている。
企業活動がいかに多くの協力工場がからみあって成り立っているかを
思い知った。
我が国の経済がしばらく縮小・停滞することはやむを得まい。
やがて部品製造が立ち直り、最終製品の生産も回復していくことだろう。
個人の消費も国内経済に占める割合は高い。
いま大切なのは、何でもかんでも自粛しないで皆で普通にお金を使うこと。
義援金を収めた後は、今まで通り普通にモノを買い飲み食いすることだ。
まさに「お金は天下のまわりもの」なのだから。