横浜市港北区のカフェ
今夜、帰りのバスでのこと。
雨の日のお話である。
終点に到着した。
バスが止まって、外は雨が降っていた。
ガラス窓には雨だれがいっぱい並んでいる。
どこかで聞いたようなフレーズだなと思う人がいたら、それは単なる思い過ごしだ。
傘を持っていないのか、母子はやや強い雨の中を鉄道駅に向かって傘なしで歩き始めた。
私は勇気を出して「お入りください。赤ちゃんが濡れるので」と母の頭上に傘を差し出した。
誤解・警戒されるかもしれないとも思ったが、やる価値はあると思った。
このシチュエーションで行動できなければ、それは自分がおかしいと思った。
軒先まで20mくらいだろうか、一緒に傘に入って軒先まで送り届けた。
お母さんは「ありがとうございます。助かりました」と言ってくれた。
私は胸をなでおろした。
ある雨の日の情景(←クリック!)