生田緑地(川崎市多摩区)
知人に藤野英人氏(ひふみ投信)の FaceBook投稿を教えて
もらった。
さすがは藤野氏、観点が鋭いと思ったので紹介する。
<コスパ意識>
これから本格的にデフレからインフレになろうとしているときに(日本人の世界的に類を見ない我慢と根性でそうならないかもしれないが)、コスパ重視の意識の個人や経営者には厳しい時代になるんだろうね。
コスパのよい商品をお客さんとして、もしくは経営者として求めるということは、人の労働や付加価値を小さく見ているということ。
ちゃんと価値に見合った価格を出すべきで、そこを顧客としても
ケチってはいけないし、またサービスの提供者としてはきちんと
価格に反映すべきだと思います。
もちろんコスパ主義の生き方はあってもいいけど、それをいつも
言う人はあまり友達にしたくないし仲間にはしたくないんだよ。
コスパ脳の人は人間関係までもコスパ的な考え方でみていたりするから。
特に地域資源を活用しようとする人にコスパ意識が強かったら、
その作る施設は、海外の富裕層はもちろん日本の富裕層にも
つまらない場所になるし、コスパ脳の人に喜んでもらうところは、別のコスパのよさそうな場所ができるとかんたんに浮気をされる
ことになる。またコスパの競争力の高い施設を作ると、それは地方に新たな地獄(サービスの提供者にとって)を作ることに等しい。安くてよいものが正義であれば、人の価値を認めないことに
等しい。