桜の木の下
世界の注目を一手に集めているウクライナ侵略戦争。
その陰で目立っていないが、スリランカが深刻な経済危機に
見舞われていることを知った。
中国からの借金で大規模なインフラ開発をしてきたが、その借金(対中債務)が返済できなくなっている。
外貨準備金が少ないため食料や燃料の輸入が滞り、国民が困窮している。
少ない物資を求めて長時間の行列を強いられている。
電力のもととなる燃料も不足し計画停電も起きている。
この国はラジャパクサ一族が政府の要職を独占し、権力を集中させ国を私物化してきた。
経済が順調であれば国民は騒いだりはしない。
3月末には大規模な抗議デモが行われ暴徒化した。
国家の安定とは結局のところ経済次第。
そのことをスリランカは証明している。