店番ネコ
選挙が近いのだろうか。
ほぼ毎朝、入れ代わり立ち代わり駅前でのぼりを立てて演説をする議員(候補)を見かける。
ジャンパーを着た運動員がビラを渡そうとしてくるのがとてもうっとうしい。
見ていると誰も受け取ろうとしない。
そりゃそうだ。
冬の早朝、駅に急ぐのは通勤・通学のためであって候補者の話など誰も目当てではない。
それでも候補者たちはこれが務めとばかりに何かを訴え続ける。
考えてみれば、誰も聴いていないなかマイクを持って喋るのは一種の苦行である。
それでも有権者の記憶にわずかでも残ることを期待して駅前に立つ。
これが平気でできなければ議員になる資格がないらしい。
無駄のようだが政治の世界では大切な業務なのだろう。
ご苦労様である。