横浜市港北区 11月23日
駅に張り出されているこのポスターが滑稽だ。
スマホの画面に夢中になっている人は確かに前かがみで顔を下げている。
歩きスマホの人はそんなに多くはないが一定数いる。
駅のホームなどで前を歩く人のスピードが遅い場合、たいていは歩きスマホ。
通行の邪魔になる。
私が歩きスマホよりも気になるのは電車の中。
7人掛けの座席にすべて人が座っているとする。
そのうちの少なくとも5人は、わき目も振らず一心不乱にスマホ画面を指で触りながら眺めている。
皆、一様に顔を下げている。
もはや当たり前になった光景なので誰も気にも留めないが、改めて眺めてみるとけっこう異様だ。
多くの人が顔を下げて小さい画面を凝視しているのだ。
そんなに面白いのか、あるいは単なる退屈しのぎか。
スマホが世の中に登場してから20年近くになる。
この電子機器がここまで浸透するとは思わなかった。
私は電車のなかで音楽を聴いていることが多い。
だから画面を凝視することはほとんどない。
それでもときどき株価を確認したり、LINE やメールをチェックすることはある。