*写真は東京メトロ半蔵門線・渋谷駅ホームの広告 撮影5月14日
月曜日(5月14日)の午後、顧客との打ち合わせ開始が訪問間際(まぎわ)になって2時間遅れることがあった。
顧客の所在地は辻堂。東京方面からの同行者が4名あり、15:00現地待ちあわせの約束で段取りしていた。開始が17:00になるのを知ったのは13:30。私は既に電車で大船まで到達している時だった。
二時間後ろになることを知らされた時、実際問題かなり困った。
会社事務所に戻るには中途半端な待ち時間だった。すなわちいったん横浜へ帰社したところで、またすぐに辻堂へ向かわなければならない。
かと言って二時間も お茶を飲んで時間をつぶす気にはなれない。と言うか、二時間も同じ店で粘る勇気がない。
思案の末、藤沢(辻堂の隣駅)のネットカフェに滞在することを選択した。
藤沢駅構内の看板広告でネットカフェの「リバティハウス 藤沢店」があることを確認し、店を探す。
その店は駅に隣接しており、迷うことなく辿り着くことができた。
入店して、店員さんに説明を受ける。
安い集合コーナーと、少し高い個室、さらにマッサージチェアがあるコーナーの選択肢があること、飲み物は無料で・・・などなどマニュアル通りのインストラクションだ。
疲れ気味なので少し眠ろうかと思い、個室を選択した。
個室と言っても、床から80cmくらいは開いており、完全な密室空間ではない。
それでも他人の視線からは遮断されている。
やはりネットカフェを選んで正解だった。
PCが使えるから、顧客訪問前に必要な情報をインターネットで検索し、さらに備えつけのネットワークプリンタへ印刷指示をする。
プリンタのところへ行って、コインを入れてプリントを出力する。
ネットカフェに入ったおかげで、訪問前の準備が磐石(ばんじゃく)になったのである。
お店に滞在した時間は100分。
料金は860円だった。(はじめの30分は300円、追加10分単位で80円)
無料のコーラを一杯飲んでの金額だ。
店を出て顧客に向かいながら考えた。
昔は時間つぶしといえば喫茶店、と決まっていた。
今はネットカフェである。
東京方面から向かっていた同行者もアポ2時間遅れを知って、横浜のネットカフェで待機していたとのことである。
5月14日は、ネットカフェが仕事の待ち時間にも使えることを体験した日だった。
(S田 厚さん いい話でしょう!)
時代は変わったものである。