昨日、久しぶりに秩父宮ラグビー場へ足を運んだ。
去年の11月23日(早慶戦)以来だから三ヶ月ぶりになる。
日本選手権二回戦が行われるのだ。
出場企業チームの応援旗がスタンドにたなびくなど学生の試合とは
雰囲気が異なっている。
真冬の観戦席は足元から底冷えするものだが、さすがに春である。
吹く風も緩んでいる。
学生チャンピオンの早大がトップリーグの東芝に挑戦したが、
予想通りその壁は厚く敗れ去った。
しかし観戦した仲間全員が納得できるゲームだった。
学生は臆することなくタックルし、ボールを回した。
格上の東芝相手に4トライ、しかも奇策ではなく堂々たるトライを
奪ってくれたからである。
私にとって日本選手権は大好きなラグビーシーズンのおまけに過ぎない。
1月の大学選手権決勝で私のシーズンは終わっているのだ。
この日は大量得点差にならないことと、学生が社会人に一泡吹かせる
局面を作ってくれれば御の字、と思って観戦していた。
そして試合はそのとおりになってくれた。
唯一残念だったのは終了間際、五郎丸歩選手が東芝選手の何かに
キレてしまったことだ。
ゲームとは無関係な場面で、かなり執拗に一人の選手を「攻撃」
していたことが気になっている。
将来は日本ラグビー界を背負う逸材だけに自重してもらいたかった。
帰宅後、ビデオを観た限りでは東芝選手のノーボールタックルに怒った様に
思えるが真相はまだ不明だ。