上野発18時33分の列車でオジマ氏は帰っていった
昨日、30年ぶりにオジマ氏と再会を果たすことができた。
仕事で必要な試験を受けに上京した帰りに上野で会った。
写真は本人の了解の下に、上野駅やその周辺で撮影した
ものをアップしている。
神戸在住のカエリヤマ氏に見てもらいたい、と言っていた。
オジマ氏との出会いは大学生の頃、あの藤美荘において
である。
私の隣室が福島県原町市出身のシシドヒデアキ氏だった。
そのシシド氏の高校時代の友人がオジマ氏になる。
オジマ氏はちょくちょく藤美荘に出没した。
彼が現れるとたいがい麻雀卓を囲むのが常であった。
彼はめっぽう麻雀が強く、弱い私はカモにされた記憶しか
ない。
ロンのことを「リン」、チーのことを「ティー」と言っていた。
彼はしょっちゅう「リン」と宣言しては点棒を集めていた。
頭が良かったのである。
勝負勘が鋭いというべきか。
30年ぶりに会う彼は全体的に老朽化していたが、顔の
パーツは昔のままだった。
今にも「リン」と言いそうな顔つきは昔と何ら変わらない。
彼の目にもこの私が老朽化したこと、髪が薄くなったことが
焼きついたに違いない。
今は自転車に凝っているという。
家に自転車が7台もあるというから驚く。
私もやれと勧められた。
そうなれば、中間地点の水戸あたりで会えるというのだが
気の遠くなるような話である。
オジマくん 元気で長生きしようじゃないか。
自転車は今はまだ乗る気はないけど、また来てください。