2009年2月21日土曜日

散髪  2009.2.21

休日なので散髪を予約した。
11:30に行けばすぐ開始し30分ほどで終わる。



私が行きつけの床屋さんは最寄駅の近くにある。
通うようになってから2年以上がたつ。
その店は40歳近くの理髪師が一人でやっている。
経営者ではなく、雇われているのだという。
愛想が良く気持の良い人なので気に入っている。



かつてはウィークデー夕方に予約なしで行っていた。
空いてればラッキーだが、たいてい先客がいて1時間程度
待たされるのがザラだった。
1年前くらいだろうか、混みあう土日を電話予約制にしてみると
いうのでこれ幸いと利用するようになった。
順番待ちは精神的に苦痛だし、時間の無駄だから予約制は
助かっている。



料金は1,800円。
顔そり、シャンプー込みである。
組合加盟店だと4,000円が相場だろうか。
この店は組合に属していないから金額が安い。
組合はカルテルそのものであり、料金と休日まで横並びで業界利益を
守っていた。
1,800円のサービスと4,000円のサービスに差がなければ組合はもはや
存続の意味を持たない。消えていくのみである。




この床屋に4週間に1回通って散髪する。
散髪してもらいながら、毎回、会話することがある。
「(後頭部の)ハゲは進行してますかね?」と私。
理髪師が答える。答えは毎回同じだ。
「まだまだ大丈夫ですよ」



本当に大丈夫なのか、はなはだ疑問ではあるがそう答えてもらうと
少しは安心する。
何の根拠も保証もない他愛のない会話だが、私たちの挨拶みたいな
ものになっている。
馴染みの店とはそうしたものなのだ、と思っている。